日浦 優(2026年4月時点 4年生)

働く社会人のための、もう一つの大学生活

 
現在、私は社会人として働きながら広島大学の夜間主コースに通っています。高校を卒業してすぐに現在勤めている民間の水道事業会社に就職しました。社会人生活を通じて、お客様や様々な企業の方と関わる中で、自分には経済や経営を含むさまざまな専門知識が不足していると感じるようになりました。このことを踏まえ、勤めている会社からの理解もあり、広島大学の夜間主コースに入学しました。 広島大学の夜間主コースは、日中に仕事や様々な役割を担いながら学びたい人にとっても、可能性を大きく広げてくれる学びの場と考えています。私自身、社会人として働きながら夜間主コースに通っていますが、この環境は単に「夜に授業を受けることができる」という便利さ以上の価値があると感じています。 私が夜間主コースの魅力と感じている点は、リスキリングや自己成長を本気で求める人が多く集まっていることです。学生の背景も様々で、現役世代だけでなく、社会人経験を積んだ人や、難関資格の取得といった明確な目的意識を持って入学している人も多く在籍しています。そのため、授業や学校生活では多様な視点に触れることができます。年齢や立場が異なっていても、互いに刺激を受けながら成長できる点は、夜間主コースならではの特徴だと思います。

一方で、働きながら大学で学ぶことは決して容易ではありません。実際に3年間通学してみて、仕事と大学での勉強の両立は自分が想像していたよりも大変だと感じています。講義のある平日は、仕事を終えた後に学校へ向かい、講義を受講します。そのため、仕事との調整や体調管理も重要になります。加えて、講義ではもちろんレポートや課題などが課され、単位取得に必要な試験に備える必要もあります。日中は仕事を行っており、課題や試験勉強などは平日に行う時間がとれないため、休日に時間を確保して取り組みました。

しかし、その分、授業に向き合う姿勢は自然と真剣になります。時間が限られているからこそ、学ぶことの意義を強く実感しています。また、社会人としての経験により、実務と講義内容が結びつき、理解が深まる場面も多々あります。大学で得た知識を即座に仕事に落とし込むことができるなど、理論を実践につなぎ、学びを深めることができる点は、社会人学生にとって大きな強みだと感じています。仕事と大学での勉強の両立は大変な面もありますが、各学期で単位を一つひとつ積み重ねていくことで、喜びと達成感を得ています。

夜間主コースは、「大学で学びたいが、遅いのではないか」と不安を抱える人にも、挑戦できる場を与えてくれる制度です。学ぶ意欲があれば、新たな一歩を踏み出すことができ、自分の可能性を広げることができます。私自身、社会人として働きながら通学する中で、忙しさの中にも充実感を感じていますし、学ぶことによって自分の視野が確実に広がっていると実感しています。広島大学の夜間主コースは、仕事と学業の両立を目指す人にとっても、未来につながる貴重な学びの場であると思います。 拙文ではございますが、少しでも、一度社会に出てから大学での学び直しに興味のある方や、受験するコースに迷っている方の参考になれば幸いです。

筆者近影


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