for Foreigners(English mode is here.) |
2013年4月24日(水)、「第8回広島大学バイオマスイブニングセミナー」が広島大学東広島キャンパスにおいて開催されました。 |
【プログラム】
|
|||||
「超臨界水ガス化における装置閉塞抑制のための間欠運転の試み」広島県立総合技術研究所西部工業技術センター 材料技術研究部 |
|||||
これまで当センターでは食品廃棄物を対象に、超臨界水ガス化によるエネルギー変換に関する研究を行ってきました。超臨界水ガス化の実用化においては、高濃度原料をガス化する際に起こりやすい装置閉塞が、大きな課題となっています。そこで、これを解決する手段として原料(オカラやレストラン廃棄物を水素発酵したものの残渣を使用)と水を交互に装置導入する間欠運転を提案し、原料のガス化特性やエネルギー収支など間欠運転に関する知見を得たことを紹介しました。 |
|||||
「バイオエタノール生産用の代替作物としてスイートソルガムに関する研究」広島大学 大学院国際協力研究科 准教授 Tran Dang Xuan |
|||||
現在、キャッサバやトウモロコシなどの作物を用いるバイオエタノールの生産では、社会論争と問題が起きています。その問題とは、材料供給不足や廃液処理などです。バイオエタノール材料の代替作物として、スイートソルガムが最も適切な作物といえます。日本、ベトナム、中国などで実施している実験で、多くのハイブリッドスイートソルガム系統が高いバイオマス生産量(<140 tons/ha)と高糖量(brix 14-16%)であることを示しました。生産量が9000L/ha以上の品種もありました。スイートソルガムは、様々な土壌と気候に順応し、害虫、病原菌、雑草、及び乾燥に強い耐性を持っています。発展途上国におけるスイートソルガム生産で、農業収益に最適な生産型も検討しました。スイートソルガムは、稲を含む一般的な作物より高い農業収入を見込め、さらに堆肥、家畜飼料、重金属の汚染土壌の解毒などへの利用もできるのです。 |
|||||
|
【お問い合せ】
広島大学 大学院工学研究科 熱工学研究室 中嶋
メール: y4naka[AT]hiroshima-u.ac.jp
([AT]は半角@に置き換えてください。)