第10回広島大学バイオマスイブニングセミナーが開催されました



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2013年6月26日(水)、「第10回広島大学バイオマスイブニングセミナー」が広島大学東広島キャンパスにおいて開催されました。

本セミナーは、広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で開催しており、バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。

【プログラム】 

  • 解説

    広島大学 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦

松村教授

  • 講演

「焼酎残渣1日間連続超臨界水ガス化試験の結果」

中国電力株式会社 エネルギア総合研究所 

和田 泰孝

和田泰孝氏超臨界水ガス化はバイオマスのエネルギー変換技術であり、脱水乾燥等の前処理が不要なため含水性バイオマスの処理に適しています。

実用化には大型装置による安定した長時間連続運転の実現が重要ですが、報告されていません。我々は焼酎残渣にガス化触媒として活性炭を直接懸濁させ、処理能力1t/日のパイロット装置で長時間連続試験を進めています。活性炭懸濁量を調整し約1日間の連続試験を行い、極めて良好な結果を得たので報告します。

  • 講演

「タンパク質のモデル化合物としてのグリシンの超臨界水ガス化」

広島大学 大学院工学研究科 博士課程後期2年

Thachanan SAMANMULYA

バイオマスの超臨界水ガス化は、水素、メタンなどの燃料ガスを生産する技術として期待されています。しかしながら、このガス化においては、ガスの生成量が少ないという問題もあります。

バイオマスの超臨界水ガス化の反応機構を解明するために、運動率と温度との相関関係は、超臨界水ガス化の重要な役割であるラジカルとイオン反応を分類するのに便利です。

通常、水などの炭水化物、タンパク質および脂肪質などの有機物を多く含んだ下水汚泥は、水素生産のためのガス化に適しています。モデル化合物の利用は、超臨界水ガスの運動パラメータを評価することが有効です。本研究では、グリシンをタンパク質のモデル化合物として選択しました。グリシン溶液(1.0〜5.0質量%)を、25MPaの圧力および温度500~650℃で、管状反応器内で気化しました。我々は、滞留時間を変えたり(63~188秒)、また、ガス化効率を向上させるために、触媒として活性炭(0.5重量%)を使用することもあります。ガス状生成物の同定と定量分析し(GC)、また、水溶性製品(TOC)を調べました。実験結果をもとに、炭素ガス化効率の提案された反応ネットワークは、一次反応と仮定して、超臨界水ガス化のために開発されました。結果は、高温を示し、触媒の添加は原料の高濃度のガス化に必要とされます。アレニウスの動作後のガス化速度は、高温高圧条件によって促進されます。

  • 司会

    広島大学 大学院工学研究院 助教 神名 麻智

【お問い合せ】

広島大学 大学院工学研究科 熱工学研究室 中嶋

メール: y4naka[AT]hiroshima-u.ac.jp

([AT]は半角@に置き換えてください。)


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