「第4回木を活かす学生課題コンペティション」で工学部と工学研究科の学生がダブル受賞しました

一般社団法人 木を活かす建築推進協議会は、木材と木造建築に係る教育を大学等と連携して推進し、木材・木造建築に興味を持つ学生を増やすことを目的とした「木材・木造建築に係る連続講座」を実施しています。

この講座の一環として「第4回木を活かす学生課題コンペティション」が開催され、全国から応募のあった20件の中から、木材の利活用等に貢献する優秀な提案として、工学部第四類(建設・環境系)4年の富田直樹さんらのグループの「ほたる荘-かやぶき古民家保全活用プロジェクト-」が最優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。

また、ものづくり部門では、工学研究科2年の木戸口 美幸さんらのグループの「二畳の茶室 幻曲庵」が部門賞を受賞しました。

なお、広島大学からの受賞は今回が初めてです。

受賞者(後列一番左が木戸口さん、左から3人目が富田さん)

富田さんらのグループは、消失しつつある伝統的な芸州流の技法を使って葺かれた茅葺古民家の保全活動を行うだけでなく、その活動を学生と地域の住民との交流が生まれる場にしようとする取り組みを紹介し、今回の受賞となりました。

リノベーションした茅葺古民家「ほたる荘」

リノベーション作業

屋根の材料となる茅の再生活動の様子

2018年3月に卒業する富田さんは、自分たちの活動を「多くの方の協力の元、保全活動を行う中で茅葺古民家の持つ力を体感しました。また単に茅葺古民家を遺すだけではなく、その担い手育成の重要性を感じました。そして今、多くの方がほたる荘を訪れ、愛し使う姿を見て感慨深いものがあります」と振り返りました。また、社会人になっても継続的に活動に参加しようと思うと語ってくれました。

作業中の富田さん

また、木戸口さんらのグループは、二畳という小さな空間の制作を通して、日本の伝統文化である茶室や茶会を多くの人に体験してもらおうとする取り組みを紹介し、今回の受賞となりました。

樹木とねじれ曲面で表現した「二畳の茶室」幻曲庵

この「二畳の茶室」は、大学祭の企画として、2008年から毎年開催しています。10回目となる今年度、木戸口さんは「木材で何が出来るか」「どんな空間を表現できるか」を探る、実験的な意味を持って取り組んだといいます。

柱を斜めに立て、空間に広がりのある茶室を考えた

日中はお茶会を開き、夜はライトアップ

木戸口さんは、「この企画を通して、木材は規格が豊富であり、構造から意匠まで空間を自由に表現でき、加工の面でも自由度が高いということを実感できました。ご来場の多くの方に木の空間の面白さを体験していただき、『家の庭に欲しい』との嬉しい声もいただくことができ、私たちにとって大変貴重な経験となりました。」と語ってくれました。

【お問い合わせ先】
広島大学広報グループ

E-mail: koho*office.hiroshima-u.ac.jp(注:*を半角@に変換してください)


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