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防災・減災研究センターが「自治体防災担当職員基礎研修」を開催しました

海堀センター長の講義の様子

広島大学防災・減災研究センターは6月3日、広島県市長会及び広島県町村会と共催で、令和3年度自治体防災担当職員基礎研修を開催しました。対面形式からオンライン形式に変更しての開催となりましたが、広島県及び15市町から42人が受講しました。

この研修の目的は、防災・減災を初めて担当する職員に仕事を進める上で必要な基礎知識を身につけていただくことです。そのために、本センターの最新の調査・研究の成果をもとにした学術的な理論とそれらを生かした実践について、海堀正博 防災・減災研究センター長、藤原章正 先進理工系科学研究科教授/センター調査研究部門長、後藤秀昭 人間社会科学研究科准教授の3人が講師と務めました。

海堀センター長は、自然災害、主に土砂災害の発生メカニズムや広島県で発生した大きな災害とその後の対策について、後藤准教授は、地理学的観点から地形と斜面崩落の理由や災害の伝承について、藤原教授からは、分散避難や災害時交通マネジメントのシミュレーションの重要性と今検討しておくべき課題について講義がありました。

講義1『災害のメカニズムと対策(1) −災害・防災の考え方を踏まえた災害発生のメカニズム−』
講師:防災・減災研究センター長 特任教授   海堀正博 

講義2『災害のメカニズムと対策 (2)−災害・防災の考え方を踏まえた広島周辺の防災対策−』
講師:防災・減災研究センター長 特任教授 海堀正博

講義3『災害が多発する地理的背景と災害伝承』
講師:人間社会科学研究科 准教授  後藤秀昭

講義4『避難所の役割と有効な空間配置計画』
講師:先進理工系科学研究科 教授 藤原章正

講義5『豪雨災害が交通インフラに及ぼす影響と復旧のあり方』
講師:先進理工系科学研究科 教授 藤原章正

受講者からは、防災担当だけでなく、都市整備部門や道路交通部門などの職員にも必要な内容であったとの感想があるなど、有意義なものとなりました。今年度の秋以降に、より専門的、実践的な研修を行う予定です。

後藤先生の講義の様子

藤原先生の講義の様子

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
hrrc@hiroshima-u.ac.jp


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