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広島県と防災・減災研究センターが連携「ひろしま土砂災害体験VR」が公開されました

広島県は6月17日、豪雨災害の知識と避難の必要性を理解するための防災教育の一環として、広島大学防災・減災研究センターの監修のもと、土砂災害の疑似体験ができるVR教材を制作しました。

VR教材は、Youtubeから視聴できます。また、今後は、広島県が実施する出前講座や市町の防災教室等で活用を進めていく予定です。

Youtubeでは、視聴者が画面を上下左右360度動かせる動画となっています。

ぜひ、一度ご覧ください。

「ひろしま土砂災害体験VR」動画コンテンツ(広島県のサイトが開きます)

Youtubeへのリンクもこちらから

海堀 防災・減災研究センター長に聞く!「ひろしま土砂災害体験VR」のポイント

<質問>
なぜ「谷出口の家」(レッドゾーン)と「谷出口から下流河川近くの家」(イエローゾーン)、「崖下の家」(レッドゾーン)と「崖下から少し離れた家」(イエローゾーン)の場合を細かく分けているのでしょうか?

<回答>
規模の大きな土石流やがけ崩れが起きた場合にはどの家の場合も大きな被害が出る可能性があります。しかし、規模が小さな土石流やがけ崩れであっても、レッドゾーン相当の場所である谷出口付近の家や崖下すぐの家の場合には、やはり大きな被害が出てしまう可能性が大きいのです。

「谷出口の家」や「崖下の家」などのレッドゾーン相当の家の場合には、より早い段階(たとえば、警戒レベル3の「高齢者等避難」の段階)で少なくとも自宅から外の危険度の低いところまで移動する行動をとっておかないと、警戒レベル4の「避難指示」の段階になってからではもはや自宅から外には出ることさえ命がけになってしまう状況になっていることが多いということを、この動画で伝えたいからです。

家の建つ場所の微妙な違いの理解を促すことがこのVRにはこめられているのです。

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
hrrc@hiroshima-u.ac.jp


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