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第43回広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催しました

平成28年 6月2日(木)に第43回広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催しました

【当日の講演内容】

解説 広島大学大学院工学研究院  教授 松村幸彦

松村 幸彦教授

講演 広島大学大学院工学研究科  M2 Warat KOSACARN

    「水熱条件下のセルロース溶解に対するセロビオース添加影響」

本研究では水熱前処理の様々な条件下においてセルロース溶解に対するセロビオース添加影響を確認することを目的にしました。連続流反応器を用い、圧力を 15MPaに設定の上、温度を260,290 and 320˚Cに変化させ、実験を行いました。セルロース供給は0.5 gであり、セロビオース供給は 0.3 g です(溶媒は1Lの水)。分析方法は粒子径分析機と全有機体炭素分析機を使いました。粒子径変化が発見されました。また、セロビオースはセルロース溶解に 邪魔するのではないかという結果が得られました。

Warat KOSACARN

講演 広島大学大学院工学研究院  特任助教  Obie Farobie

「バイオディーゼル超臨界メタノールの生産とエタノールのためのスパイラル炉の応用:プロセス評価」

この研究では、超臨界メタノールおよびエタノールを用いて螺旋反応器におけるバイオディーゼル生産のプロセス評価を行いました。この研究の目的は、超臨界メタノールおよびエタノールを用いてバイオディーゼルを製造するための正味のエネルギー比(NER)およびエネルギー効率を比較するために、熱回収効率の観点から螺旋反応器の有効性を確認するためです。分析結果は、0.94と0.93のNERは、それぞれ、超臨界メタノールおよびエタノール中でバイオディーゼルの生産のために得られたことを明らかにしました。一方、両方の超臨界メタノールおよびエタノールのエネルギー効率は、両方のプロセスのための螺旋状反応器におけるバイオディーゼルの生産はエネルギー効率の良い方法であることを示す、すなわち、0.98に等しかったです。

Obie Farobie

講演 広島大学大学院工学研究科  D2  Nattacha PAKSUNG

「トマトの残渣の超臨界水ガス化」

本研究は条件不利地域の北広島町で得たトマト残渣の超臨界水ガス化に注目しました。連続式反応器を用い、プロセスのデザインを行いました。熱力学的解析及び熱交換デザインによりプロセス効率の計算を行い、トマト残渣を原料とし、エネルギーと環境面からガス化の可能性を評価しました。

Nattacha PAKSUNG

【お問い合わせ先】

中国地域バイオマス利用研究会(広島大学大学院工学研究科機械システム工学専攻内)

TEL:082-424-5762

FAX:082-422-7193

E-mail:bprc*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)


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