学校設定教科「SAGAs(探す)」の科目「AS科学探究Ⅰ」

(2)「AS科学探究Ⅰ」(第2学年ASコース,2単位)

○開設の目的

 第3期までの「課題研究」を継承・発展させ,理数分野の課題研究に取り組み,「主体的・自律的」な科学研究の遂行を通して,思考力・表現力・判断力等の科学的な探究能力や問題解決能力を伸長させる。広島大学大学院理学研究科や生物圏科学研究科等との指導・支援の連携,韓国(天安中央高等学校)やタイ国(プリンセスチュラボーン・サイエンスハイスクール・ムクダハン)等の連携校との研究連携を行い,研究の「高度化・専門化」及び「国際化」を図る。第1学年「総合科学」及び第3学年「AS科学探究Ⅱ」との一貫した指導・評価方法を確立させ,「広大メソッド」として体系化する。

○目標

1.理数分野の高度な課題研究に取り組み,理数研究に必要な専門的スキルを身に付けるとともに,科学的な探究能力や問題解決能力等を伸長する。

2.海外連携校との協働による課題研究に取り組み,科学者・技術者に必要なグローバルマインドや共創力を身に付ける。

○内容・年間指導計画

 

【第1学期(28時間)】:研究倫理に関する指導,課題研究の遂行,海外連携校生徒とのインターネットTV(Skype)による交流,広島大学での研究実習,広島大学での教養教育科目受講,韓国訪問研修(予定)

【第2学期(28時間)】:課題研究の遂行,校内中間発表(ポスター作成),校外の研究発表会参加(ポスター作成),海外連携校生徒とのインターネットTV(Skype)による交流,広島大学教員及び卒業生による指導・助言,広島大学での教養教育科目受講,国内先端科学研修,タイ訪問研修(予定)

【第3学期(14時間)】:課題研究の遂行,校内最終発表(ポスター作成),広島大学教員及び卒業生による指導・助言,韓国訪日研修(予定),タイ訪日研修(予定)

○指導方法

 理科・数学科の全教員による課題研究の指導,広島大学の教員及び海外連携校教員との連携による指導

○学習指導要領に示す既存の教科・科目との関連

 理科・「理科課題研究」及び数学科・「数学活用」の内容と関連付けながら指導を行うとともに,次期学習指導要領での「理数探究」を見据えた指導を行う。

○平成30年度 シラバス


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