スーパーサイエンスハイスクール事業
本校は、平成15年度から指定を受け、継続的に研究開発に取り組んでいます。
令和5年度から令和7年度まで、先導的改革型第1期の指定を受けています。
SSH(先導的改革型第I期) 研究開発課題
イノベーティブな科学技術人材育成の起点となる国際的に通じる科学教育カリキュラムの開発
【研究仮説】
教育課程上に学校設定教科「iSAGAs(あい探す)」を設置し、第Ⅳ期に開発した「課題研究」を中核とした科学教育プログラム、指導・評価モデルをカリキュラム・マネジメント、STEAM教育の視点から一層発展させ、広島大学等と共同・協働で開発することによって、イノベーティブな科学技術人材を育成・輩出する、国際的に通じる科学教育カリキュラムを開発することができる。
【研究開発の目的】
イノベーションの創出を担う科学技術を先導する人材を育成、輩出するために、その基盤となる能力「iSagacity」を形成する学校設定教科・科目を教育課程に設置し、国際的に通じる科学教育カリキュラムを開発する。
【研究開発概念図】
「iSAGAs(あい探す)」授業教材(編集中)
本校で作成した授業教材(授業資料、オリジナルテキスト、学習指導案等)について、公開の準備ができたものから順次こちらに掲載しています。
課題研究テーマ一覧 (第1期~)
第1期からの課題研究テーマを一覧にしています。
【第1年次:令和5年度の研究計画・評価計画】
(1)研究計画
- 学校設定科目を中心にカリキュラム・マネジメント、STEAMの視点から科学教育プログラムを再整理(6つの資質・能力「IMPACT」の育成)
→学校設定科目の教材、シラバスを再整理、イノベーションに関する内容を一層強化、「広大メソッド」の改訂
- 海外連携校と課題研究を評価するルーブリックの共有
→生徒のポスター発表や海外連携事業の評価に使用
- 広島大学と共同・協働でアジア科学教育コンソーシアムの組織づくり
→海外連携事業を通して、研究開発の課題を共有
(2)評価計画
- 学校設定教科の各科目における生徒のパフォーマンス評価の実施(継続して実施)
- 生徒の科学的探究能力の伸長及び情意面の変容を測る調査の実施(継続して実施)
- 「iSagacity」の評価スキームに基づく調査の実施(評価規準、評価項目の改訂)
- 卒業生の進路状況及び「iSagacity」の伸長に関する意識調査の実施(継続して実施)
- 教職員の授業改善・指導改善に関する調査の実施(校内研修、ポートフォリオ)
- 保護者の意識調査の実施
- 研究開発内容の達成度評価の実施(運営指導委員、広島大学研究協力委員)
- 教育課程(学校設定教科)の実施状況の評価の実施
【第2年次:令和6年度の研究計画・評価計画】
(1)研究計画
- 科学教育プログラムの実践
→校内授業研修会の充実、カリキュラム・マネジメント、STEAMの視点から評価
- アジア科学教育コンソーシアム準備委員会
→生徒、教員の定期的な交流(オンライン)、担当者名簿、合同発表会のプログラムの作成・検討
- STEAM教育の推進による、生徒の進路意識変容
→実態調査の実施とその分析
(2)評価計画
- 学校設定教科の各科目における生徒のパフォーマンス評価の実施(継続して実施)
- 生徒の科学的探究能力の伸長及び情意面の変容を測る調査の実施(継続して実施)
- 生徒の科学的探究能力の伸長及び情意面の変容を測る調査の実施(継続して実施)
- 「iSagacity」の評価スキームに基づく調査の実施(評価規準、評価項目の改訂)
- 卒業生の進路状況及び「iSagacity」の伸長に関する意識調査の実施(継続して実施)
- 教職員の授業改善・指導改善に関する調査の実施(校内研修、ポートフォリオ)
- 保護者の意識調査の実施
- 研究開発内容の達成度評価の実施(運営指導委員、広島大学研究協力委員)
- 6つの資質・能力「IMPACT」の関連に関する実態調査
- 海外連携校と課題研究の評価方法の検討
【成果の普及・公表について】
- 学校設定教科「iSAGAs」の授業実践の成果及び3年間の科学教育カリキュラムを、本校が発刊する電子ジャーナルに掲載し、公開する。
- 広島県教育委員会等との連携のもと、11月開催の「教育研究大会」及び2月開催の「SSHの日」にて、学校設定教科「iSAGAs」の各科目の授業公開・研究協議を行う。
- 教育系の学会及び各種全国大会(日本理科教育学会全国大会、日本数学教育学会全国算数・数学教育研究大会、日本統計学会統計教育分科会・ワークショップ等)において、学校設定教科「iSAGAs」の各科目の授業実践の成果や課題研究の指導・評価事例を発表する。
- 広島県教育委員会主催の「広島県高等学校教育研究・実践合同発表会」にて、SSH事業の成果発表を行う。
- 11月中旬開催の「課題研究中間発表会」、2月開催の「SSHの日」にて、生徒による課題研究の成果発表会を行う。なお、「SSHの日」では、海外連携校生徒及び広島県内の高等学校生徒と合同での成果発表を行う(対面とオンライン)。
- 「SSHパンフレット(日本語版・英語版)」及び「課題研究論文集(AS・GS)」を発行・発刊し、広島市内中学校、広島県内の全ての高等学校、全SSH校、海外連携校等へ送付する。
- 本校ホームページにて、SSH研究開発の詳細、生徒作成による「SSH通信」等を掲載し、定期的に情報を更新する。
- 本校の課題研究の指導・評価方法をまとめた「広大メソッド」を改訂し、本校HPで公開するとともに、高等学校、大学等へ送付する。
【SSH通信】
生徒によるSSH活動の紹介です。
【広大メソッド】
令和6年3月 第3版発行
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