ユネスコスクール(ASPnet: Associated Schools Project Network)

ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会は、ユネスコスクールをESDの推進拠点として位置付けています。現在、世界180か国以上の国・地域で12,000校以上のユネスコスクールがあります。日本国内の加盟校数は、20243月時点で1,090校となり、1か国当たりの加盟校数としては、世界最大となっています。

本校での実践

 本校は、1953年のASPnet設立当時からの加盟校です。ユネスコ教育における4つの領域「地球規模の問題に関する国連システムの理解」「人権、民主主義の理解と促進」「異文化理解」「環境教育」の統合的な教育を目標として、各学年のユネスコ教育や生徒会のユネスコ活動を支援しています。また、対外交流を積極的に進めるとともに、高校生平和大使など学校の代表として参加する生徒の支援も行っています。

○本校生徒の高校生平和大使としての活動

ユネスコ班の活動

 広島大学附属中・高等学校は、1953(昭和28)年に、ユネスコパリ本部より、世界で最初のユネスコ協同学校(現在のユネスコスクール)に指定されました。高校生のクラブ活動としてユネスコ班ができるのは、1970(昭和45)年です。以降、今日まで半世紀近く、本校のユネスコスクール事業の中核として活動を続けてきました。以下に示すような、さまざまな活動を年間を通して行っています。校外での活動も多く、それを通して他校の生徒と交流ができるのもユネスコ班の特色です。

 

【平和に関する活動】

・クラブ内での平和記念公園碑巡り及び学習成果の外部への発信

・慰霊追悼の集い(8/6)

・広島ユネスコ協会主催行事「平和の鐘を鳴らそう」への参加(8/15)及び平和のメッセージのスピーチ

 

【環境問題に関する活動】

 ・元宇品・宮島・福山での清掃活動

 ・スポGOMI甲子園への参加

 

【他校(外国を含む)との交流活動】

 ・広島県内 県外の高校生との交流: 碑巡り案内、SB Student Ambassador中国大会への参加、高校生国際理解セミナー(世界寺子屋運動)への参加など

 ・長崎の高校生とのオンライン交流(8/9)

 ・平和記念公園でのインバウンドの方への平和に関するリーフレット配布

 

【その他の活動】

 ・文化祭でのフェアトレード商品の紹介

 ・書き損じはがきプロジェクト


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