(8)「AS科学探究Ⅱ」(ASコース,1単位) ※平成31年度から実施
○開設の目的
「AS科学探究Ⅰ」から継続して,理数分野の課題研究に取り組み,「主体的・自律的」な科学研究の遂行を通して,科学的な探究能力や問題解決能力をより一層伸長させるとともに,大学以降のキャリアパスを見据えた,科学技術と向き合う力や学ぶ力を涵養する。広島大学大学院理学研究科や生物圏科学研究科等との指導・支援の連携,韓国(天安中央高等学校)やタイ国(プリンセスチュラボーン・サイエンスハイスクール・ムクダハン)等の連携校との研究連携を行い,研究の「高度化・専門化」及び「国際化」を図る。第1学年「総合科学」及び第2学年「AS科学探究Ⅰ」との一貫した指導・評価方法を確立させ,「広大メソッド」として体系化する。
○目標
1.理数分野の高度な課題研究に取り組み,理数研究に必要な専門的スキルを向上させるとともに,科学的な探究能力や問題解決能力等を伸長する。
2.科学技術と向き合う力や学ぶ力を身に付ける。
3.海外連携校との協働による課題研究に取り組み,科学者・技術者に必要なグローバルマインドや共創力を身に付ける。
○内容・年間指導計画
【第1学期(14時間)】:研究倫理に関する指導,課題研究の遂行,研究論文作成,海外連携校生徒とのインターネットTV(Skype)による交流,専門学会・研究発表会への参加(ポスター作成),タイ訪問研修(予定)
【第2学期(14時間)】:課題研究の遂行,研究論文完成(課題研究論文集発刊),専門学会・研究発表会への参加(ポスター作成),各種コンテストへの論文投稿
【第3学期(7時間)】:課題研究の振り返り,大学での研究に向けた指導
○指導方法
理科・数学科の全教員による課題研究の指導,広島大学の教員及び海外連携校教員との連携による指導
○学習指導要領に示す既存の教科・科目との関連
理科・「理科課題研究」及び数学科・「数学活用」の内容と関連付けながら指導を行うとともに,次期学習指導要領での「理数探究」を見据えた指導を行う。
※注意点
①平成30年度高校3年は総合的な学習の時間として,SSコース(5組)は「課題研究」,SSコース以外(1~4組)は「科学と現代社会」を実施する。