7月31日(水)から8月2日(金)まで,National Chung Hsing University(台湾)にて開催されたSTEM(科学・技術・数学を統合して,よりよい生活や社会になるようしくみをデザインし,問題を解決するエンジニアリングの活動)の世界大会である2019World Green Mech Contest(グリーンメック世界大会)に,高等学校第2学年4名が推薦枠で2年連続2回目の日本代表として出場しました。
大会では事前にいくつかの課題が提示され,科学や数学の知識を生かしながらモータやギヤと細かい部品を組み合わせて,からくり装置を設計・製作しました。また,ボールを運ぶことにより装置を連続で起動し提示された課題を解決することもできました。審査では,英語によるプレゼンテーションを行い,生徒たちは作った装置を丁寧に説明することができました。
大会には7つの国と地域の小学校から高等学校まで134チーム(約500名)が出場していましたが,生徒たちは今までの練習の成果を存分に発揮し,「STEAM Overseas Educational Contribution Award」という海外チーム優秀賞を受賞しました。2時間半の製作時間で組み立てるのは至難の業ですが,中学校技術科の授業で培った設計力を生かし,事前に入念な準備を行ったことで,昨年度を超える結果を残すことができました。特に,観覧車や階段のモデルは海外の選手や大会関係者からも多くの注目を集め,技術力をアピールすることができました。
株式会社ヴィットハート様,NPO法人東京学芸大こども未来研究所様より多大なるご支援をいただきましたこと,この場をお借りして厚く御礼申し上げます。