2019広島市・大邱広域市青少年交流事業への参加報告

 7月25日から29日までの日程で,附属中学校3年の2名を含む広島市参加生徒15名が韓国大邱広域市を訪問し,現地生徒とともに文化体験,ホームステイ等の交流を行いました。
 本校から参加した2名の生徒は,8月26日(月)の2学期始業式において,中学校全生徒に対して参加報告を行いました。

(生徒報告の概略)

  • 私たちは,広島市・大邱広域市青少年交流事業に参加しました。姉妹都市である広島市と韓国大邱広域市の中高生が,1年ごとに両市を訪問し,交流するものです。今年は私たち広島団が訪問する年でした。
  • 1日目,私たちは,緊張で英語も日本語さえも出てきませんでした。そんな中,私たちの緊張を吹き飛ばすほどすてきなパーティーが用意されていました。私がどのように話せばいいのか戸惑っていると,がんばって話しかけてくれ,研修の最高の幕開けとなりました。
  • 韓国に行き,日本のアニメや映画が人気なところを見て,日韓がいい関係になることを願っている人がたくさんいることを実感しました。ニュースだけでは伝えられていないことも多いなと思いました。今回,私は様々な情報に左右されない日韓関係に対する考えが持て,さらに大邱の町や関わってくださった大邱の方々を大好きになれて,よかったと思いました。
  • 最初はお互い言葉もよくわからず,すごく緊張してあまりしゃべれていなかった私たちですが,それでも一緒にご飯を食べて同じ時間を過ごすうちに仲良くなり,いつしか「帰りたくない」が口癖になっていました。言葉がわからないなりに,私はあなたといっぱいお話ししたいんですと頑張ると,相手にもその気持ちが伝わるものです。お別れパーティーの後は,私たちが持ってきていた灯籠の紙にみんなで思い思いの言葉を埋めていきました。日本と韓国の平和を願って。この灯籠は,8月6日に広島団のみんなで流しに行きました。日本と韓国で合わさってできた灯籠が旧太田川を流れる様子はとても綺麗でした。
  • 大邱の人たちは明るく親切な人ばかりで,5日間が本当にあっという間に感じられました。この旅で日本と韓国の相違点も共通点もたくさん見つけ,両国の昔からの深いつながりを身をもって体験しました。続いてきたこの絆を私たちが来年へつなげ,再来年もこの先何年後もずーっと続いていくことを願っています。


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