附属中学校で狂言鑑賞会を行いました

 卒業生安部裕子様、松本薫様のご支援により、12月1日、本校講堂にて、中学生に狂言鑑賞の機会を設けていただきました。演目は『附子(ぶす)』・『蝸牛(かぎゅう)』で、出演は、 茂山千五郎、 茂山宗彦、茂山茂、山下守之、松本薫(59回生)の皆様です。
 狂言に大道具や音響、照明の効果はありませんが、役者の方の講堂に響き渡る声、扇や葛桶を効果的に使ったコミカルな演技、そして軽妙なセリフのやりとりによって、狂言の世界に一気にひきこまれ、講堂全体が笑いの渦に包まれました。
 鑑賞した生徒は、今まで興味がなかったが観てみると予想以上に面白かった、歩き方や手の動き1つ1つこだわっているのが伝わってきた、動きと声と少しの道具だけで映像が浮かびあがってきた、効果音を自らの声で表現していて来年の文化祭で使ってみたいなどといった感想を述べており、関心の高まりを感じることができました。
 中学生に伝統芸能鑑賞の機会をつくっていただきましたことに、心より感謝申し上げます。事後、生徒から多数の質問が寄せられておりますので、松本様にはご厚意で、解説等のために年明けに再度来校いただけることになっています。


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