第9回コンソーシアム人材セミナー(講演①三菱レイヨン、講演②スマート・シールド・インターナショナル)

科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム)未来を拓く地方協奏プラットフォーム

大学院生・ポスドクを中心とした
第9回コンソーシアム人材セミナーin広島

日時:平成27年10月21日(水)
会場:東広島キャンパス 生物圏科学研究科 C314 講義室

セミナー:14:30~16:40
懇談会:16:50~17:50

講演1:14:35~15:35

未来予想から考える21世紀のイノベーション像 -繊維材料技術・産業の歴史を手掛かりにして-
講師:細川 宏 氏(三菱レイヨン株式会社 研究企画推進、研究指導、CSR担当)

シュンペーターは「経済発展の理論(1911)」の中で、イノベーションとは「それまでのモノ、仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすこと」と述べた。

人類の文明と共に始まった繊維材料の技術と産業の歴史は今日でも炭素繊維複合材料、中空糸膜、光ファイバーなどに代表されるように現代社会の基礎を支えており、今後も大きな発展が期待されている。シュンペーターの定義を念頭に置き、繊維材料の技術と産業 - 最近ではここ数十年の中空糸膜と水処理技術の発展 - の歴史を手掛かりに21世紀のイノベーション像を議論する中で、イノベーションの担い手となる人材像を考えたい。

講演2:15:40~16:40

スポーツを通じた異文化交流(果てしなき挑戦に向けて)
講師:大河内 博 氏 (スマート・シールド・インターナショナル 代表取締役)

経産省職員だった大河内氏は、2005年春、日本大使館の二等書記官としてブルネイに赴任。世界一の富裕国とも言われるブルネイと日本との架け橋となろうと意気込んだが、そこに待っていたのはブルネイ独特の閉鎖社会の壁。「よそ者」には心を開かないブルネイの人々との交渉では挫折の連続、それに加えて、大使館の上司からは陰湿ないじめを受け、家族までが被害に遭い、暗い日々の連続だった。「こんなことならばブルネイに来なければよかった」と思っていたあるとき、遭遇したのは、ブルネイのセレブが迫力あるバドミントンの試合をしているシーンだった。それをきっかけに大河内氏は、ストレス発散で中学時代に熱中したバドミントンを始めることになる。そんな単純な思いつきから始まったバドミントンだったが、やがて富裕国のやんごとなき方々の懐に飛び込む「コミュニケーションツール」となった。そして、ラケットを携え、武者修行の日々を通じて、「誰も知らないブルネイ」を知ることになるのだった……。

【申込方法】締切10月19日(月)
1,「第9回」 2,名前 3,所属 4,学年(職名) 5,懇談会への参加・不参加を明記して、下記までEメールにてご連絡ください。

※セミナーは広島大学5研究科共同セミナーの単位となります。

広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 都留・東)
E-mail: wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp (AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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