未来を拓く地方協奏プラットフォーム第2回成果報告会(2/5) 開催報告

日時:平成28年2月5日(金)13:00~17:15
場所:広島大学中央図書館ライブラリーホール
参加者数:70名

内容:

基調講演では、「企業が求める人材とは」をテーマに株式会社イズミ 人事部長・能力開発部長 竹田 裕彦氏及び広島大学客員教授 鈴木 榮一郎 よりご講演いただきました。

その中で、竹田氏は、「世界をリードするためには、世界で戦う相手がどういう環境でどういう動機付けを持っているかを知ることが大事だ。企業の成長は人次第。研究分野でもそれは同じだ。自立、好奇心、挑戦する人、仕事にやりがいを感じ、価値づけを行える人、そういう人財にぜひなってほしい」とおっしゃられました。

また、鈴木客員教授は、「世界的人材育成競争時代に入り、「イノベーション」を担う博士人材に大きな期待がかけられている。博士課程における悪循環(1.優れた人材が必ずしも博士課程に進まない→2.博士人材のばらつき、付加価値が不透明→3.企業が博士採用に積極的でない→1.に戻る)を断つには、産学だけでなく、学生にもその意義、期待、ニーズを感じてもらいたい。日本化学会「博士セミナー」でのパネル討論、グループディスカッションの様子を参考にして、よい循環(優れた人材が博士課程に進む→博士の高い付加価値、産業分野での活躍→企業の博士採用増、処遇アップ)へとつなげたい」と述べられました。

株式会社イズミ 竹田 裕彦氏

広島大学 鈴木 榮一郎客員教授

その後、相田 美砂子 広島大学副学長(大学経営企画担当)が本事業の進捗状況について説明し、つづいてイノベーション創出人材の実践的養成・活用プログラム及びテニュアトラック導入による若手研究者の自立・流動促進プログラムからそれぞれ下記の通り報告を行いました。

イノベーション創出人材の実践的養成・活用プログラム:インターンシップ実施対象者による報告

上川 修平(広島大学 先端物質科学研究科 D2) ▶ 戸田工業株式会社 山本 一美氏
宮下 由里奈(広島大学 理学研究科D2) ▶ エイキット株式会社 小竹 祥悟氏
奥 正太(広島大学 特別研究員) ▶ 農業・食品産業技術総合研究機構 福永 亜矢子氏
岡崎 泰幸(山口大学 理工学研究科 D1) ▶ 日本原子力研究開発機構 青柳 和平氏
Sarda Narendra Girish(徳島大学 先端技術科学教育部 D3) ▶ 三菱レイヨン株式会社 新納 洋氏

広島大学 宮下 由里奈さん

山口大学  岡崎 泰幸さん

徳島大学 Sarda Narendra Girish さん

テニュアトラック導入による若手研究者の自立・流動促進プログラム:テニュア・トラック教員による着任報告

中島 祐子 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 助教
梶原 弘平 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 助教
谷原 史倫 徳島大学生物資源産業学部 助教
星野 由美 広島大学大学院生物圏科学研究科 助教
Lam Chi Yung 広島大学大学院工学研究院 助教

広島大学 中島 祐子助教

広島大学 梶原 弘平助教

広島大学 星野 由美助教


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