【29/10/18開催報告】第41回コンソーシアム人材セミナー「産業技術総合研究所」を開催しました。

 平成29年10月18日(水) ,第41回コンソーシアム人材セミナー「産業技術総合研究所 機能化学研究部門 副研究部門長 吉田 勝 氏による講演」を開催しました。(参加者43名)。

概要

 セミナーは「産業技術総合研究所における研究開発」と題して行なわれました。
 まず,産業技術総合研究所について簡単にご紹介いただきました。産業技術総合研究所は1882年に設立された農商務省地質調査所を起源とする公的研究機関です。2001年,通商産業省工業技術院傘下の15研究所と計量教習所が統合再編され,国立研究開発法人として活動しています。
 次に,吉田さんが自分の経歴を振り返りながら,産業技術総合研究所の業務内容及び理念方針をご紹介いただきました。産業技術総合研究所は,日本最大級の公的研究機関として,日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や,革新的な技術シーズを事業化に繋げるための「橋渡し」機能に注力しています。多くの産業界が実用化に向け利活用できるように,エネルギー・環境領域,生命工学領域,情報・人間工学領域,材料・化学領域,エレクトロニクス・製造領域,地質調査総合センター,以上7つの領域(5領域・2総合センター)で研究に取組んでいます。
 最後に,産業技術総合研究所がグリーン・テクノロジーによる豊かで環境に優しい社会を実現するため進めている研究,また研究開発が果たしてきた役割について説明していただきました。

 

参加した学生から参加者の感想(一部)

  • 産総研は,機関名は聞いたことがありましたが,実際にどのような活動をされているのかは知りませんでした。今回のセミナーで,どのような研究がなされているか知ることができ,非常に興味を持ちました。私が大学で研究している分野は有りませんでしたが,研究する上で大切なことを学ぶことができました。(生物圏科学研究科 女性)
  • 貴重なお話を有難うございました。一番印象に残ったお話は留学のお話でした。海外に行かなければ経験できなかったことなどのお話を聴き,私も挑戦してみたいと思いました。また,素敵な言葉を紹介して頂き,心に響きました。有難うございます。 (理学研究科 女性)
  • 理学部を卒業された方が,どのように社会に出て働いたかを聴くことができ,自分自身の良い教訓になりました。研究者として働くイメージをもつことができたと感じています。 (理学研究科 男性)
  • 産総研は,様々な部門で研究を行っており,持続可能な社会を築いていくために貢献されていることが分かりました。講師の学生時代から産総研に就職されて働く様子を分かり易くお話いただき,私自身もっと研究に頑張りたいと思いました。(生物圏科学研究科 女性)

セミナーの1コマ


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