平成29年11月29(水) 、第45回コンソーシアム人材セミナー「ユニロボット㈱ 代表取締役 酒井 拓 氏による講演」を開催しました。(参加者16名)。
概要
セミナーは「スタートアップベンチャーの創業と挑戦について~世界初の個性を学習するパートナーロボット”unibo”の創業を題材に~」と題して行われました。
講演会の内容は、
①ベンチャー企業として働くこと、起業の実態
②企業に勤めていた酒井さんが独立し、”unibo”を作るまでに至った過程
の二点を軸としてお話をされました。また、後半には「自分が起業するなら何を作るか」という内容でディスカッションを行いました。
講演では、「不合理なアイデアに対してチャレンジを進めていくことで新たなものが作り出されるということ」、「現在直面している社会課題に対してどのようなサービスを行いたいか」、の二点が大切であると述べられました。酒井さん自身、幼い頃から「ドラえもんを作りたい」という夢があり、その夢を実現するために、勤めていた会社を退職し、ベンチャー起業へと乗り出しました。また、日本の超高齢化社会の影響による認知症の急増や圧倒的な人手不足という問題から、それぞれ個人に対応したロボットとして、個性を学習するロボット”unibo”の開発に踏み出しました。
「相手にどう理解してもらえるのか」、「チャンスに気付くことができるのか」、「失敗を通して成功に近づくことができる」、など自身の経験を通しての気付き、重要なことを挙げられました。また、「スタートアップベンチャー」というテーマを通して、「難関をいかに乗り越えるか」ということに焦点を置いたお話をうかがうことができました。
参加した学生から参加者の感想(一部)
- 内容がとても刺激的でした。研究者としての姿勢としても見習うべきことが多かった。(イノベーション、社規貢献、その他)新しい産業の創出は雇用創出や経済の活性化にも繋がるので素晴らしいと思います。そういった仕事にも加わりたいと思いました。(医歯薬保健学研究科 女性)
- これから社会人になるにあたって、新しい事をする時どのように考えて行動すれば良いか大変参考になった。特に熱意と志を持って行動を起こすことができる様になりたいと思った。(生物圏科学研究科 男性)
- ベンチャー企業について遠い世界の自分とは関係ないものだという認識がありましたが、今日の話を聴いて、より身近に感じました。「失敗の数を誇る」という姿勢を見習いたいと思いました。(総合科学研究科 男性)
セミナーの1コマ