【2018/10/23開催報告】第62回コンソーシアム人材セミナー「研究職ではない生き方を見つけた データサイエンティスト達からのアドバイス(テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社)」を開催しました。

 平成30年10月23日(火) 、第62回コンソーシアム人材セミナー「研究職ではない生き方を見つけたデータサイエンティスト達からのアドバイス / テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社 和田 吉満 氏による講演」を開催しました(参加者49名)。

概要

本講演は、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社 第2データサイエンスグループ/第2チームチーム長 和田 吉満氏を講師として、「研究職ではない生き方を見つけたデータサイエンティスト達からのアドバイス」と題して行われました。

和田氏は、2008年に理学博士を取得したのち、“アカデミックの世界”から“ビジネスの世界”に転身され、現在はデータサイエンティストとして働かれています。本講演では ①データサイエンティストの仕事について ②博士の就職活動について という2つのテーマに関して、データサイエンスを用いたビジネスの実例や、博士取得者のアンケート調査といった具体例を用いて、分かりやすく教えていただきました。特に、ユーザーから提案されたビジネス課題を翻訳し、数理モデル化・検証することから得た結果を施策・システムに実用することで、ビジネスの価値を向上させるという“アナリティクスコンサルティング”について紹介していただき、社会・産業の中でのデータサイエンスの立ち位置や、データサイエンスが技術革新に寄与しうる大きな可能性をもつことを再認識しました。また、後半では博士取得者が直面する現実と理想とのギャップや、就職活動の難しさや取り組み法について、ポスドク経験者を含むアンケート調査を基に教えていただき、これから就職活動をしていく学生や博士研究員の糧となりました。最後に、ディスカッションとしてビジネス課題の探索や分析設計を体験し、データサイエンスの活用法を実体験しました。

参加した学生から、講演やディスカッションの内容に対する感想(一部)

  • 実際に就職活動をされた先輩方の生の声を聞くことができてよかった。自分の就職活動でも、積極的に生かしていきたい。【理学研究科 女性】
  • 大学の専門も含めて視野を広げることが大事ということは勉強になりました。【生物圏科学研究科 女性】
  • 分野は違いますが、博士課程での就活について先輩方のアンケートを通してお話を聞けたので、今後の進路を考える上で活かしたいと思います。【生物圏科学研究科 女性】
  • 興味がある分野の内容について知れてよかったです。もっと深く知るために、自分でも調べてみようと思いました。【理学研究科 男性】
  • 人材採用にAIが使われていることに驚きました。【教育学研究科 女性】
  • データサイエンスを主内容と思っていたため、思っていた内容ではなかった。【理学研究科 男性】
  • ゆっくりと進んでもらえて、内容をよく理解できた。就職というより、もっとデータサイエンスに焦点を当てて欲しかった。【生物生産学部 女性】


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