【2018/12/4開催報告】第65回コンソーシアム人材セミナー「地方シンクタンクの業務紹介~地方でできること、やるべきこと~(公益社団法人中国地域創造研究センター)」を開催しました

 平成30年12月4日(火) 、第65回コンソーシアム人材セミナー「地方シンクタンクの業務紹介~地方でできること、やるべきこと~ / 公益社団法人中国地域創造研究センター 吉原 俊朗 氏による講演」を開催しました(参加者40名)。

概要

本講演は、公益財団法人 中国地域創造研究センター 主席研究員 吉原 俊朗さんを講師として、「地方シンクタンクの業務紹介~地方でできること、やるべきこと~」と題して行われました。吉原さんは、平成10年に広島大学工学研究科博士課程前期を修了した後、株式会社中国地域づくりセンターに入社し、研究員としてのキャリアをスタートされました。その後、英国グリニッジ大学アーバンデザイン専攻への留学や、社団法人中国地方総合研究センターへの入所、そして広島大学大学院工学研究科博士課程後期の修了といったプロセスを経て、現在、公益財団法人 中国地域創造研究センター 調査・研究部地域づくりグループにおいて主席研究員として、観光振興に焦点を当てた研究に従事されています。本講演では①地方シンクタンクの業務紹介 ②広島のインバウンド戦略を考えてみる という2つのテーマに関して、吉原さんが行ってきた担当業務の実例や、統計資料・アンケート調査結果を用いて、分かりやすく教えていただきました。特に、日本国内への外国人観光客に関する様々な統計データや、外国人観光客に行ったアンケート調査結果を基にした『広島におけるインバウンド戦略案』を紹介していただき、地方シンクタンクの重要性を教えていただきました。その中で、シンクタンクにおける都市と地方の違いについて、両者のメリットやデメリットを教えていただき、地方に根付くシンクタンクがもつ可能性も教えていただきました。最後に、吉原さんが示した『広島におけるインバウンド戦略案』に対する意見交換が行われ、複数の意見や感想が聴講者より発表されました。

参加した学生から、講演やディスカッションの内容に対する感想、印象に残ったことなど(一部)

  • 海外との関わりは今後避けては通れないので観光などの窓口での関わりが勉強になった。
    (生物圏科学研究科 女性)。
  • doをしてみてそこを評価する。計画も大切だが、行動しないと分からないこともある。
    (理学研究科 男性)
  • 広島のインバウンド戦略については自分でも何か事業を立ち上げたいと思っていたので大変貴重だった。
    (理学研究科 男性)
  • 後半の分野で述べられた広島の観光についてのお話がとても興味深かったです。所属している研究室にも多くの外国人の方がいらっしゃるので、どんなところに観光に行くのか聞いてみたいと思いました。
    (理学研究科 女性)
  • 現在の専門から興味のある部分を次の幹として、学んでいくという部分。
    (生物圏科学研究科 男性)
  • シンクタンクというものの具体的な機能を知れて良かったです。
    (生物圏科学研究科 女性)
  • とても面白く、長時間でしたが楽しく聴かせていただきました。専攻とは離れた分野でしたが、分かりやすく、今後広島の観光産業がどんな取り組みをしていくのか楽しみに注目したいと思いました。
    (生物圏科学研究科 女性)


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