【2019/1/29開催報告】第68回コンソーシアム人材セミナー「文部科学省の業務と私の経験(文部科学省)」を開催しました

 平成31年1月29日(火) 、第68回コンソーシアム人材セミナー「文部科学省の業務と私の経験 / 文部科学省 研究開発局 井出 太郎 氏 による講演」を開催しました(参加者30名)。

概要

文部科学省の井出太郎さんに、「文部科学省の業務と私の経験」と題して講演していただきました。

文部科学省では、教育や科学技術および文化やスポーツについての行政を行っています。ひとを育て未来の国民をつくる教育、ひとのアイデアを発展させ未来の国民生活を豊かにする科学技術、ひとの才能で感動をもたらす文化・スポーツなど、「ひと」を見つめ続け、人々の暮らしに貢献する行政に携わっています。

行政には多種多様な分野があるため、行政官は多くの業務経験を積んでおく必要があります。現在、井出さんは、研究開発局にて原子力政策と研究開発を担当されていますが、現在の業務に至るまで、いろいろなことを経験されてきました。
文部科学省に入った当初は、所属部署での業務とともに研修を受けました。研修では、研究開発法人の施設視察や、市役所や老人介護施設など地方公共団体の業務を経験します。大臣官房政策課では、省内横断的事項について文部科学省の各部局と調整を行わなければなりませんでした。文部科学省の留学制度を利用し、国連宇宙部への留学も経験されました。大臣官房総務課に勤めているときは、行事の際のプレス対応を行いました。
さらにオーストラリアの日本大使館での業務を経験し、オーストラリア政府の研究開発を担当する省庁と交渉を行いました。
文部科学省の職員は、国内外の機関や部署での経験を重ね、行政官としてのキャリアを形成していきます。多種多様な仕事に対し、ジェネラリスト的な発想も求められる仕事といえます。

文部科学省に勤務することで、国民生活に大きな影響のある国の政策を作り上げる達成感があり、若いうちから責任のある仕事を任されることや、また海外や他機関への出向など多様な経験を積み、自ら能力を高められることに魅力を感じられるやりがいのある仕事だと伝えられました。

参加した学生から、講演やディスカッションの内容に対する感想、印象に残ったことなど(一部)

  • 業務の移り変わりの多さ、それに対応していく力が必要だと感じた。(生物圏科学研究科 女性)
  • 具体的なキャリアが分かって、勉強になった。(総合科学研究科 女性)
  • これまであまり知らなかった文部科学省について、様々な経験をされた講師の方のお話を聞くことができ、とても新鮮でした。(理学研究科 女性)
  • 文部科学省の組織はどのような仕組みになっているかということ。(学部生 女性)
  • 役所の編成を度々変えていること(理学研究科 男性)


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