【2019/2/8開催報告】HIRAKU国際シンポジウム”世界の最先端事例が示す研究者養成のこれから”を開催しました

  広島大学グローバルキャリアデザインセンターでは、科学技術人材育成費補助事業 科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム)「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)」の一環として,国際シンポジウム「世界の最先端事例が示す研究者養成のこれから」を開催しました。全国各地から177名の参加者が来場しました。
【日 時】 2019年2月8日(金) 13:00~
【会 場】 広島大学サタケメモリアルホール (東広島市鏡山一丁目2番2号)

内 容

「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」では,次世代を担う優秀な若手研究者が地方で育ち活躍の場を獲得していくための継続的な仕組みづくり,イノベーションを創出する優秀な人材の育成を通して地方の競争力強化,ひいては中国四国地方を中心とする西日本から日本の未来を拓くことを目指してきました。このシンポジウムでは,国内外の研究者養成の動向やHIRAKUの軌跡を紹介し,これからの若手研究者養成のあり方について考えました。
楠目 聖氏(文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課 人材政策推進室長)による来賓挨拶に続き,原山 優子氏(東北大学名誉教授/前 総合科学技術・イノベーション会議 常勤議員),ケリーナ・M・クレイグ・ヘンダーソン氏(米国国立科学財団(NSF)社会科学局副局長/前NSF東京事務所所長),ジャネット・メットカルフェ氏(英国Vitae代表),アラステア・G・マクエヴァン氏(豪州クイーンズランド大学副総長(研究養成担当) /豪州大学院研究評議会実行委員)が基調講演を行い,日本,米国,英国,豪州における若手研究者養成の取組を解説するとともに,今後の課題や目標について説きました。

その後、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)事業の5年間の成果報告」と題し,本コンソーシアム実施責任者 広島大学 相田美砂子理事・副学長が5年間の軌跡について発表,その中でも本コンソーシアムに特徴的な3つの取組として,テニュアトラック教員3名,一般企業に就職した長期インターンシップ派遣者3名がその成果について発表し,「未来博士3分間コンペティション」過去大会受賞者2名がデモ発表を行いました。

つづく第3部では、第1部の基調講演者、原山優子氏がモデレーターを務め、そして残りの3名の講演者がパネリストとして、「若手研究者の養成に求められること」と題したパネルディスカッションが行われました。第1部に対して会場から寄せられた質問に対する回答を織り交ぜながら、非常にグローバルな視点から、有意義な議論、課題の掘り下げ、そして提案が出されました。


up