【2019/7/31開催報告】第79回コンソーシアム人材セミナー「半導体・FPD分野のナノ薄膜塗布技術を極める(タツモ株式会社)」を開催しました

令和元(2019)年7月31日、第79回コンソーシアム人材セミナー「半導体・FPD分野のナノ薄膜塗布技術を極める」を開催しました。

【講 師】タツモ株式会社 上田 修治 氏
【参加者】30人

概要

講師の上田氏は福岡工業大学工学部を卒業後、松下電器産業㈱に就職され、主として金属の超精密微細加工に従事してこられました。同社の理事・生産技術研究所所長、パナソニック㈱の理事・ものづくり研修センター所長を経て、現在ではタツモ㈱の顧問としてご活躍されています。
セミナー冒頭で、タツモ㈱の会社概要についてお話があり、半導体関連、液晶関連、電気メッキ装置、金型・樹脂成型の各事業について紹介していただきました。
その後、半導体、FPD(フラットパネルディスプレイ)の市場規模や構造、製造プロセスについての説明に続き、製造プロセスに用いられる塗布技術について、同社で開発されている液晶CF(カラーフィルター)や有機半導体の結晶化を用いる方法を例として紹介していただきました。
講演の最後に、「興味本位でサイエンスを探求するのではなく、研究成果の価値を見定めることを意識して日々の研究に取り組んでください。また、大きな成果を生み出すために人と連携する力をもつことが大事です。」というメッセージをいただきました。
講演後に行われたディスカッションでは、研究を進めるうえでパートナーとの連携やマネジメントの方法とその留意点について、参加者同士で意見交換を行い、その後、上田氏からコメントがあり、コミュニケーションや情報共有等の有用性について改めて考える機会となりました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • ディスカッションは、チームで効率的に研究するときに重要な点を見つめ直すきっかけになった。(教育学研究科 男性)
  • 課題に対する対応の仕方、課題対処法などをディスカッションできてよかった。(理学研究科 女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、都留、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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