【2019/12/11開催報告】第82回コンソーシアム人材セミナー「大学教員から企業研究開発職へ(丸善製薬株式会社)」を開催しました

令和元(2019)年12月11日、第82回コンソーシアム人材セミナー「大学教員から企業研究開発職へ」を開催しました。
【講 師】丸善製薬株式会社 西谷 洋輔 氏 
【参加者】36人

概要

講師の西谷氏は神戸大学自然科学研究科資源生命科学を専攻、博士号を取得されました。その後、同大学医学部消化器内科の学術研究員となり、同大学農学研究科の助教を経て、丸善製薬株式会社に入社されました。現在は研究開発本部でご活躍されています。

同社は、社名こそ「製薬」会社ですが、実際は植物から天然成分を抽出・精製、そして発酵および分析技術をベースにもつ原料メーカーであり、医薬品のみにとどまらず、化粧品・食品・健康食品・日用品などの非常に幅広い分野へ原料を提供していることを、セミナー前半で紹介いただきました。
後半は、自身のキャリアについて、結婚や出産などのライフイベントも交えて紹介いただきました。博士課程時代に味わった研究の醍醐味が現在でも研究を続けるモチベーションになっていること、また、修了後も研究が継続できる環境を求め続けた結果、医学部の研究員として異分野に触れられたこと、農学研究科での助教の間は、研究以外にも大学運営業務に携わったことなど、様々な経験についてリアルな言葉でお話しいただきました。

セミナー最後には、「自分の好きなことをひたすら考え、やりたいことを大事にして、それを続けられるような進路選択もある」というメッセージをいただき、受講者自身のキャリア選択について深く考える時間となりました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • キャリアに関心を惹かれた。状況に応じて職を変えていたが、研究をしたいという一貫した意識があり、軸がしっかりしている方だと思った。(生物圏科学研究科、男性)
  • 「やりたい事を続けることが現実を見ていない」と、否定的な意見をよく耳にするが、そういったものをモチベーションにしていく事に勇気を持つことができた。「何をするべきか」でキャリアを考えがちだったが、「何をしていたいか」で考え直してみたい。(工学研究科、男性)
  • 研究がしたいという行動源泉に基づくストーリーがとても共感でき、わかりやすかった。
    (生物圏科学研究科、男性)
  • ライフイベントをうけて進路選択をしていくお話を詳しく聞くことができて参考になった。
    (生物圏科学研究科、女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 都留、宮地、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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