【2019/12/18開催報告】第83回コンソーシアム人材セミナー「事件記者の宿命(株式会社テレビ新広島)」を開催しました

令和元(2019)年12月18日、第83回コンソーシアム人材セミナー「事件記者の宿命~人間力を試された日々~」を開催しました。
【講 師】株式会社テレビ新広島 箕輪 幸人 氏
【参加者】33人

概要

講師の箕輪氏は早稲田大学の商学部を卒業後、株式会社フジテレビジョンに入社され、常務取締役報道局長、解説委員長、社会部長など様々なポストを経験されました。報道番組ニュースジャパンのコメンテーターを務められた経験もあります。現在は、株式会社テレビ新広島代表取締役社長としてご活躍されています。

セミナー冒頭では、会社の紹介と事件記者時代の一日について紹介いただきました。記者時代当時の事件発生後に現場へ出動して取材をするハードな一日について、また、警視庁の記者クラブに勤務されていた時の経験をお話しいただく中で、「人々は、事件報道を見ることで被害者の心の痛みを共有し、その事件の原因に関心を抱き、社会全体で再発防止策を考えられるようになる。その目的のために事件記者として、正義感を大切に、取材に取り組んできた。」という思いを語っていただきました。

最後に、学生時代は世間知らずで頭でっかちな生き方だったけれども、事件記者となって素晴らしい人と出会い、話を聞く経験を積み重ねることで視野が広がり成長できたこと、その経験から、「街を歩き、人に会い、本を読むこと」を勧められました。そして、新しいことを発見し、問題意識を持つことで、変化がめまぐるしい現代において必要な「想像力」を養ってくださいと伝えられました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 報道記者を経験された方の話など聞いたことがなかったので良い経験になった。
    (統合生命科学研究科、男性)
  • 将来の社会に出る上でも必要な話が多くあったので活かしていきたいと思った。(生物圏科学研究科、男性)
  • 事件記者としての熱い思いが伝わってきて、仕事に対する誇りを持つことの大切さを学びました。
    (教育学研究科、女性)
  • TSSの社長という立場の方がこんなにも熱い思いを持っていらっしゃるということに感銘を受けました。
    (総合科学研究科、女性)
  • 講演者が素晴らしい人すぎて本当によかったです。箕輪さんみたいになりたいと思いました。
    (工学研究科、男性)
  • マスコミの世界で重要視される項目について具体的な話が聞けて良かったです。(社会科学研究科、女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 都留、宮地、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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