【2020/1/8開催報告】第84回コンソーシアム人材セミナー「博士号取得者がつなぐ学術界と産業界~技術開発マネジメントという業務~(NEDO)」を開催しました

令和2(2020)年1月8日、第84回コンソーシアム人材セミナー「博士号取得者がつなぐ学術界と産業界~技術開発マネジメントという業務~」を開催しました。
【講 師】国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 三枝 俊介 氏
【参加者】29人

概要

講師の三枝氏は、北海道大学大学院理学研究科修士課程を修了後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)に就職されました。研究開発推進部に配属され、その後は、経済産業省 産業技術環境局へ出向、現在は、人事部にて活躍されています。

セミナー冒頭では、NEDOは国立研究開発法人として社会が抱えている問題を解決することを目的としており、技術を持っている大学や研究機関に予算を配分する組織であると紹介していただきました。主な業務である「プロジェクトマネジメント」では、情報収集から評価・追跡調査までのプロセスについて説明いただき、エネルギー、産業技術、国際事業など、複数の取組事例を具体的に示していただきました。

セミナー後半では、実際の職員のキャリアパスや、博士号取得職員をインタビューした生の声を紹介いただき、NEDOの仕事のやりがいとして、複数分野の新技術に触れて知的好奇心が満たされる点、実際に技術が社会で使われ国の問題解決に貢献できる点などを学生にお伝えいただきました。そして、最後のディスカッションでは、「20年後の社会を見据えた、収益化できる政策・研究課題とは何か」というテーマについて、受講者間で意見を出し合いました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 民間ではない、国の研究機関の社会的な立ち位置や、実際の業務イメージを掴むきっかけとなり、参加して良かったです。(生物圏科学研究科、男性)
  • 20年後を見据えた上での収益化もできる政策等のディスカッションについて、他の人の意見を聞くことで視野を広げる貴重な機会になった。(生物圏科学研究科、女性)
  • NEDOのプロジェクトマネジメントは研究計画の組立てにも似ていて、興味を惹かれる内容でした。
    (生物圏科学研究科、女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 都留、宮地、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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