【2020/12/2開催報告】第101回コンソーシアム人材セミナー「グローバル化における科学者の役割(独立行政法人酒類総合研究所)」を開催しました

令和2(2020)年12月2日、第101回コンソーシアム人材セミナー「グローバル化における科学者の役割」を開催しました。
【講 師】独立行政法人 酒類総合研究所 岡田 佳那子 氏
【参加者】25人

概要

講師の岡田氏は、広島大学大学院理学研究科博士課程後期在学時、植物ホルモンのジベレリンの信号伝達の研究をされていました。博士課程後期修了後、酒類総合研究所でキャリアをスタートさせ、現在は研究職員としてご活躍されています。本学在学時には、教授や博士課程学生、企業を対象に当センターが実施していたキャリア関連の取材にも学生アルバイトとして関わり、その経験を通して自身のキャリアについて当時から深く考えていたと、自己紹介の中で触れていただきました。

セミナーでは、まず初めに、同研究所の主な業務として、酒類の分析や評価、研究等、酒類に関して多岐にわたる業務をご紹介いただきました。それから、岡田氏の担当業務としては、日本とEUのワインの関税撤廃等の提案や、ワイン添加物の申請手続き等に携わっており、世界各国で口に合う酒類や使用できる添加物も異なるので、グローバル化の中で各国の酒類への理解が大切であるとお話しいただきました。

最後に、「博士課程では研究はもちろん、いろいろな経験や活動にも挑戦してほしい」、「大学院で得た高い専門知識を活かし、人々の生活が豊かになるよう、客観的に物事を見ていく人材になってほしい」という講師からのメッセージをいただきました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 酒類の生産活動、また販売促進のための独立行政法人の働き等を知ることができ、大変勉強になった。(社会科学研究科、男性)
  • 日本酒についてとてもよく分かった。ディスカッションについては自分が思いつかなかったことが聞けてとても有意義だった。(先進理工系科学研究科、男性)
  • 添加物の知識について勉強になりました。(人間社会科学研究科、女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、田中、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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