【2021/1/20開催報告】第106回コンソーシアム人材セミナー「『大正製薬』を一例に製薬業界とその職種を理解しよう(大正製薬株式会社)」を開催しました

令和3(2021)年1月20日、第106回コンソーシアム人材セミナー「『大正製薬』を一例に製薬業界とその職種を理解しよう」を開催しました。
【講 師】大正製薬株式会社 研究総務部 参事 大澤 浩一 氏
【参加者】25人

概要

講師の大澤氏は、新卒で大正製薬株式会社に入社され、薬の安全性(毒性)評価を担当されていました。その後、社内の博士号取得支援制度を活用して、静岡県立大学にて食品栄養科学博士を取得され、現在は研究総務部で人事労務業務に携わっておられます。

セミナー前半では、製薬業界と大正製薬についてお話しいただきました。そして後半では、ご自身のキャリア紹介を通して、学位取得の意義などについても伝えていただきました。人々の健康と安全を担う製薬業界の研究者は、グローバル視点から見ると博士号が必須条件であり、高い専門性が求められるとのことでした。一方で、企業視点から見ると、高い専門性に加え、自ら考え動く主体性やコミュニケーション能力、チャレンジ精神を持った人材を求めているが、博士卒の学生には、更に、蓄積された経験則や勘、そして修士卒を超える応用力や思考力、後進への指導力なども期待しているとおっしゃっていました。また、大学と企業の違いとして、環境や研究スタイル、姿勢などを挙げながら、「わかる」を「できる」にする努力や主体性を学生のうちに身につけてほしいというメッセージがあり、セミナー全体を通して博士卒の学生への期待が伝わってきました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 専門スキル以外の「人間力」の重要性を教えていただきありがとうございました。(人間社会科学研究科、男性)
  • 専門的な知識はもちろんだが、主体性やコミュニケーション能力が特に求められていることを改めて感じた。(生物生産学部、男性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、田中、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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