【2021/1/27開催報告】第107回コンソーシアム人材セミナー「科学博物館で科学コミュニケーション!(独立行政法人国立科学博物館)」を開催しました

令和3(2021)年1月27日、第107回コンソーシアム人材セミナー「科学博物館で科学コミュニケーション!」を開催しました。

【講 師】独立行政法人国立科学博物館 科学系博物館イノベーションセンター マーケティング・コンテンツグループ 係長 内尾 優子氏
【参加者】27人

概要

講師の内尾氏は、広島大学理学部を卒業後、東京工業大学大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻へ進学され、海洋プレート周辺の地質調査を通して、生命進化の鍵となる海洋地域の環境の解明に取り組んでこられました。理学博士取得後、現在は国立科学博物館の科学系博物館イノベーションセンターにて、博物館が持つ資源を活用した新規提案・開発に携わっておられます。

セミナーでは、まず、科学博物館や科学コミュニケーターの役割、内尾氏の業務内容についてお話しいただきました。科学コミュニケーターは、楽しく分かりやすく科学を伝えるという役割を担っており、また、自分の専門分野以外の研究者とコミュニケーションをとりながらの業務もあり、博士課程後期で培ったスキル(伝える力・表現力・要約スキルなど)が最大限に活かされている、大学院時代の体験で無駄なことは無いとおっしゃっていました。

セミナー後半では、科学博物館で求められる資質や能力として、「コミュニケーション能力」と「新しいことにチャレンジする能力」を挙げられ、「大学院では、自分の専門を深めると同時に、専門以外の方と積極的に交流し、自分自身を発展させる時間にすることが大切」であるというメッセージをいただきました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 科学技術を市民・国民に伝えるための様々な工夫を知ることができ、大変勉強になりました。(人間社会科学研究科、男性)
  • 自分は科学系の学生ではありませんが、博物館のプレゼンテーションを含めたバリアフリー化に対して何か微力ながらも貢献できたらいいなと想いながら拝聴していました。ありがとうございました。(国際協力研究科、女性)
  • ディスカッションで、自分の専門以外の立場からの意見を聞けたことが良かったです。(医歯薬保健学研究科、女性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、田中、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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