【2020/8/12開催報告】第100回コンソーシアム人材セミナー「倉敷紡績の研究・開発マネジメント(倉敷紡績株式会社)」を開催しました

令和2(2020)年8月12日(水)、第100回コンソーシアム人材セミナー「倉敷紡績の研究・開発マネジメント」をオンラインにより開催しました。
【講 師】倉敷紡績株式会社 常務執行役員 技術研究所長 八木 克眞 氏
【参加者】36人

概要

講師の八木氏は、関西学院大学大学院理学研究科(物理化学専攻)の博士課程前期修了後、1982年に倉敷紡績㈱に入社されました。学生時代にデータ解析に触れていたこともあり、入社後は情報開発部にてシステムエンジニアとして経験を積まれ、現在は、技術研究所長としてご活躍されています。

セミナーでは、まず、同社の研究・開発を一例として、企業での研究・開発についてご紹介いただきました。経営戦略として、事業化計画を10年後の成功に向け、バックキャストで進めていくことや、産学官連携で進めることにより、共同で技術課題・問題解決を解消することが可能になることなどをお話しいただきました。
セミナー後半では、博士課程の学生に期待することとして、高度な問題解決力・新たな価値を発見する力を挙げられ、学生時代に身につけたものが今の行動を支えていること、また、結果よりプロセスが人を育てるということを、ご自身の経験を交えつつ、お話しいただきました。

最後のグループディスカッションは、「Sociey5.0時代の新規事業提案」というテーマでしたが、技術面だけでの議論ではなく、各グループメンバーのスキルと長所を活かせるように、という点を意識し、聴講者が語り合いました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 八木先生から貴重な振り返り「結果よりプロセスが人を育てる」の言葉が非常に印象に残っていると思います。(人間社会科学研究科、男性)
  • 15分間で結論を導くには困難な内容だったが、ディスカッションのメンバーが優秀で個々の強みがあったので、最終的には1つの新規事業を創案できて良かった。新型コロナウイルの影響で、人とディスカッションをする機会が失われている中、こうしたセミナーを開催してくださり、誠にありがとうございました。(先端物質科学研究科、男性)
  • イノベーションや新規事業の創出といったことを強調されていたことが印象的でした。これからの新入社員や学生に求められていることが明確で分かりやすかったです。(統合生命科学研究科、男性)

【お問い合わせ先】
広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、田中、福見)
E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角の@に変換してください。
TEL:082-424-4564


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