広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、田中、福見)
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2021年6月9日、第113回コンソーシアム人材セミナー「産業界への就職の現状を知る」を開催しました。
【講 師】株式会社アカリク 神中 俊明 氏
【参加者】47人
概要
講師の神中氏は、理学博士を取得後、研究員として大学や研究所で働いてこられました。現在は、(株)アカリクにて大学院生をはじめとする対研究者のキャリア面談や法人営業に従事する企業人としての顔を持つ一方、研究員としてもご活躍中です。
セミナーでは、はじめに、一般社会から見た大学院生についてお話しいただきました。小数派かつ局在しているため、無理解と向き合わなければいけないこと、また大学院生もそのことを理解し、どのように自己表現すべきなのか考える必要があります。
後半部では、修了後の就職事情についてデータを概観しながら、大学院生が抱えている懸念を考えていきました。「博士は行き先がない」とは、本当にそうなのでしょうか。専門分野に特化した能力は、「分解・一般化しても、研究生活を経たからこそ秀でた、社会で求められている高度な技能」です。その中から選んだ好きなことが仕事になるのだ、と職業選択の視野を広げていただきました。
セミナー全体を通して、神中氏自身がポスドク・企業転職を経たからこそ語られる言葉が多く、聴き手にとって研究や働くことについて前向きに捉え、自信を持てる機会となりました。
参加者の感想 (一部抜粋)
- 研究で培われる能力が企業でも求められるというメッセージは博士課程の学生にとってとても心強いものとなったと思います。しかし、ディスカッションの中で、先に就職した同級生と比べて数年社会人経験が少ない中でのスタートを不安に思っている方はいらっしゃいました。(先進理工系科学研究科、博士課程後期)
- 講師の方のご説明だけでなく、資料もポイントがわかりやすく示されており、今後の学生の支援に有用なヒントをいただきました。(人間社会科学研究科、教職員)
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