【2022/1/19開催報告】第126回コンソーシアム人材セミナー「海外の大学、国内の研究機関でのキャリアを活かす(EY新日本有限責任監査法人)」を開催しました

2022年1月19日、第126回コンソーシアム人材セミナー「海外の大学、国内の研究機関でのキャリアを活かす」を開催しました。

【講 師】EY新日本有限責任監査法人 郷田 秀樹 氏
【参加者】27人

概要

郷田氏は埼玉大学大学院 理工学研究科にて博士を取得されています。在学中、米国Tulane 大学に留学されています、修了後、理化学研究所、医療機器メーカーを経て、現在はEY新日本有限責任監査法人にてマネージャーとしてご活躍されています。

セミナーでは、まず、EY新日本有限責任監査法人のパーパス(より良い社会の構築を目指す)や業務概要(公的機関への監査、課題解決に向けた支援サービス等)についてご説明がありました。
続いて、ご自身の経歴を踏まえ、アカデミアと企業の違いを、研究・開発開始時、研究・開発中、終了時毎に、特に、「テーマ設定」と「関わる人々」の観点から話されました。
テーマ設定時に、アカデミアでは論文のイントロダクションに準ずる内容、企業では事業企画書に準する内容が求められたこと、また、企業では社内の各部署(開発、営業、法務等)や社外の関係者への説明が求められたことについて紹介がありました。加えて、課題解決の思考・プロセス(課題深堀⇒仮説⇒検証、次の課題発見)は共通しているとも話されました。
また、企業は博士人材に、テーマ(開発課題)を専門家、かつ、自分事として推進する力やテーマ推進のための周囲巻込み、協力を得る力を期待していると話されました。

最後に、自分の「Purpose」から考える自分の職業についてグループディスカッションを行い、その後、全員が順に発表し、郷田氏からそれそれコメントがありました。

参加者の感想 (一部抜粋)

  • 講演内容に関して、海外の方は全般的に研究モチベーションが高いのかと思っていましたが、十人十色というようにその振れ幅が大きいのだなと知って少し驚きました。ディスカッションに関して、今回みなさん一人一人の意見を聞くことができたので、この授業もしくはこれまでの色々な自己理解を通じてこんなに「こういうことを活かしたい」とか「こうなりたい・こういうのしてみたい」とかそれぞれに思いがあったのだと知り素敵だな(この時期からここまで自分の“好き”に向き合えているのすごいな)と思いました。私も刺激をもらえたり、自身をどう活かすか考えるきっかけをもらえました。(統合生命科学研究科・博士課程後期)
  • 海外、国内博士人材の特徴や求められること、企業とアカデミアで求められることなどの比較がわかりやすく、自らの思考を整理する良い機会となりました。(先進理工系科学研究科・博士課程後期)
【お問い合わせ先】

広島大学グローバルキャリアデザインセンター(担当 宮地、福見)

E-mail:wakateyousei(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

*(AT)は半角の@に変換してください。

TEL:082-424-4564


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