フェルミ衛星のガンマ線バースト観測による光速度不変原理の検証



広島大学宇宙科学センター長の大杉節特任教授を含む国際研究チームによる、ガンマ線天文衛星フェルミによるガンマ線バーストの観測を通じて、光速度一定の原理が非常に高いエネルギーを持つ光子まで成り立っていることを突き止め、英国の科学学術誌Natureで論文を発表しました。この研究により、相対性理論が比較的ミクロの世界まで成立すること、そして量子重力理論は非常に狭い領域でのみ働くという、現代物理学への強い制限が与えられることになります。

詳細は以下のページをご覧下さい。

広島大学高エネルギー宇宙グループの解説ページ http://www-heaf.hepl.hiroshima-u.ac.jp/~fukazawa/limit/091028press/091028press.html

JAXA宇宙科学研究本部の開設ページ http://www.astro.isas.jaxa.jp/news/article/2009/1029/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88/GRB090510.html

なお、今回の記者発表を行った宇宙科学研究本部の大野雅功研究員は、広島大学高エネルギー宇宙グループのOBです。


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