過去のプログラム

「アジアの平和と人間の安全保障」(キャンパスアジア)学生交流プログラム

目覚ましい経済成長を遂げているアジアにおいて、紛争、災害、貧困、差別、疾病などの共通課題に取り組む精神と方法を学ぶ場を構築し、次世代のリーダー育成を目的として、2011年10月に日本4大学院と東南アジア5大学院が「アジアの平和と人間の安全保障プログラム」(通称キャンパスアジア)を立ち上げました。大阪大学大学院国際公共政策研究科、広島大学大学院国際協力研究科、長崎大学大学院国際健康開発研究科、名桜大学大学院国際文化研究科が日本側コンソーシアムを形成し、フィリピン:デ・ラ・サール大学、タイ:チェンマイ大学、シンガポール:ナンヤン工科大学、インドネシア:シアー・クアラ大学、東ティモール:東ティモール国立大学、カンボジア:パンナサストラ大学(2013年1月加盟)、とともに単位互換を含む協定を締結しました。日本と東南アジアの学生が平和構築、平和共生、社会開発、多文化共生、健康開発に重点を置き、交流しています。

学生交流プログラムの紹介

学生交流プログラムは、短期(日本・東南アジア)とセメスター(日本・東南アジア)の2種類があり、参加者には航空券、宿泊費が支給、さらに日本人および日本永住権を持つ学生で、所定の条件を満たす場合は月額奨学金が提供されます。

1.短期

①東南アジア(派遣):日本の学生を対象に東南アジアの大学で行い、同様のテーマの下、各地の特徴をいかしたケーススタディー、フィールド・トリップを柱とします。これまでに、2012年3月にタイへ4名、9月にインドネシアへ5名、2013年3月にカンボジアへ1名、2013年9月にフィリピンに3名、2014年9月にタイは4名、2015年9月にカンボジアへ4名をそれぞれ派遣しています。

②日本(受入):東南アジアの学生を対象に日本で行い、平和と人間の安全保障をテーマとする理論学習と平和学習を柱とします。2013年8月にはIDEC 主催で東南アジア6大学から計12名の学生を広島へ受け入れ、約2週間にわたる短期プログラムを開催しました。

2.セメスター

1セメスター(6ヶ月)の期間、日本から東南アジアへ、東南アジアから日本へ学生を派遣し、授業を受けます。学生自身によるフィールド調査、あるいは短期インターンシップを行えるようサポートします。IDECでは、2012年9月にシンガポールとフィリピンに、2013年にカンボジアとフィリピン、2014年に東ティモールへ各1名ずつ、2015年にフィリピンへ3名、シンガポールとタイへ各1名を派遣し、またタイから2012年に1名、2013年に2名、2014年に3名、フィリピンから2015年に1名の学生を受け入れています。

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国際協力特定プログラム(学部3年生対象)

本プログラムは国際舞台で活躍できる優秀な人材の育成を目指し、平成20(2008)年度から平成27(2015)年度まで、学部3年生を対象に提供した特別教育プログラムです。国際協力に関する講義科目の受講と、実際に開発途上国を訪れて実情や課題を体験的に学ぶ「現地研修」、さらに、各人の設定した研究テーマについて発表する演習とにより、国際協力の真の理解を図ることを目的として実施しました。
2008年~2009年では、フィリピン、インドネシアへの現地研修を実施し、計23名が参加しました。フィリピンでは、マニラの教育関係機関での生徒や教員との交流を通じてフィリピンの教育事情について理解を深めました。また、マニラ貧困地区を訪問し、国際協力に関する知見を得ました。インドネシアの研修では、インドネシアからの分離独立紛争と展開していたアチェ特別自治州を訪問しました。アチェ紛争と津波の被害者となった子どもたちが通うイスラム寄宿学校を訪問し、同校の小学校から高校までの生徒たちと平和学習を行いました。

文化動態論実習・現地研究

本実習・現地研究の目的は、日本およびアジアに展開する広義の文化について、異文化理解、食料・貧困・資源利用問題、地域社会・生活文化などについて、事例研究をふまえながら調査技術や方法を実習し、現地の調査研究を実施しています。

インドネシア

平和構築融合事業(ハイペック)

平和構築に関する研究・教育を実務機関と連携して実施しました。

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