特別教育プログラム

実践教育を重視した教育特別プログラム

本研究科には将来国際協力の現場での実践活動に貢献できる専門家、研究者などの人材を育成するための、実践教育を重視した以下の教育特別プログラムを提供しています。

【重要なお知らせ】
  • 広島大学は、令和2年4月、大学院人間社会科学研究科と大学院先進理工系科学研究科を新設しました。国際協力研究科で実施した各入学者選抜の合格者(令和2年(2020 年)4月以降入学)は、設置後の新しい研究科(専攻)に入学することになります。
    (参考 URL:https://www.hiroshima-u.ac.jp/idec/admission/admission
     
  • 令和2年4月以降の入学生が本プログラムに参加する場合の要件や必要科目などの詳細については、入学後のオリエンテーション又は本ホームページにてお知らせします。

1.低炭素社会を設計する国際環境リーダー育成プログラム

地球規模の課題である低炭素社会の実現を事例として、複眼的、国際的視野で国や地域が直面する課題を見いだし、戦略的解決策を設計する環境リーダーの持続的育成拠点の形成を目指しています。
留学生支援の拡充、国際環境教育プログラム・修了生継続教育プログラムを設置し、産官学連携による環境分野での先進的共同研究を実践、開発途上国のみならず地球規模の環境問題解決のための実践的な知の体系の創造と国際協力の最前線への還元を行います。
本拠点は、地球温暖化問題に焦点を当て、低炭素社会を実現するために必要となる、脱温暖化社会システム設計、エネルギー高度利用、環境影響評価、政策立案・制度設計、環境教育の5つの視点から、日本および開発途上国の双方で環境リーダーを育成することを目指します。現在までに修了生は、研究機関・企業・援助機関等で活躍しています。

2.テキサス大学オースティン校との日米複数学位(修士号)プログラム

広島大学大学院国際協力研究科(IDEC)では、米国テキサス大学オースティン校リンドンジョンソン公共政策研究科(LBJ-UT/A)と共同して、グローバル化する今日の世界に必要とされる公共政策研究及び異文化・地域研究に基づいた国際開発協力学を融合した日米複数学位プログラム(修士号)を実施しています。
IDECでは、学術、教育学、農学、工学、国際協力学の修士号取得が可能、LBJ Schoolではグローバル政策学修士(Masters of Global Policy Studies: MGPS)、あるいは公共政策学修士 (Masters of Public Affaires: M.P.Aff.)の学位取得が可能となります。本プログラムは、最短3年から4年の期間で両校からの2つの修士号取得が可能となるように設計されています。

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3.国際公務員育成特別教育プログラム

近年、貧困対策、地球環境問題、平和構築、感染症などグローバルな視点で解決すべき諸問題への対処が強く求められています。こうした課題解決に携わる人材の中でも、国際機関で働く国際公務員の任務と責任はますます重要となっています。広島大学大学院国際協力研究科(IDEC)では、設立以来、国際社会が抱える課題を解決する人材の育成に取り組んできましたが、平成23年度に国際公務員を目指す学生により重点を置いて支援する新たな教育プログラムとして、博士課程前期学生を対象とする「国際公務員育成特別教育プログラム」を設置しました。

米国テキサス大学オースティン校リンドン・ジョンソン公共政策研究科(LBJ-UT/A)との複数学位プログラム(修士)を通じて、将来のキャリアとして国際公務員を目指す学生を育成・支援することを目的とします。

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4.IDEC-JICA連携事業:JOCVザンビア派遣プログラム

国際協力機構(JICA)との連携の下実施中の本プログラムは、アフリカ中南部のザンビアの学校で、青年海外協力隊(JOCV)教師隊員として教壇に立ちながら、同時に大学院生として研究活動も行う、実践と研究の融合を図った本邦初の試みとして2002年に開始しました。国際教育協力の第一線で活躍することのできる人材育成を目的とし、これまでに修了生を国際協力専門家、学校教員、研究機関、民間企業等、さまざまな機関に輩出してきています。本プログラムでは、IDEC入学後半年~1年程度、大学院での授業を通し、国際教育協力の理論を学びます。その後、JOCV教師隊員としてザンビアに赴任し、2年間実践・研究活動を実施します。帰国後は半年~1年で活動成果を修士論文としてまとめます。2002年のプログラム開始以来、これまでに28人がザンビアに赴いて、本プログラムに取り組んできています。なお、JOCV短期派遣の要請があれば、短期派遣(1ヶ月~6ヶ月)も可能で、これまで6回5名の派遣実績があります。

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5.グローバルインターンシッププログラム(G.ecboプログラム)

国際協力研究科を中心として広島大学では、平成19年度に大学院教育改革支援プログラムの採択を受け、「グローバルインターンシップ推進拠点の形成 (通称、G.ecboプログラム)」を推進しています。具体的には、(1)大学院生を国外の大学・機関に派遣する海外インターンシップ、(2)留学生を日 本国内の企業・機関に派遣する国内インターンシップ、(3)開発途上国の留学生を別の開発途上国に派遣する第三国インターンシップ、(4)博士課程の学生 を修士の時に経験した現場に戻す遡上インターンシップを実施しています。
更にインターンシップの経験に実効性が伴うよう、企画された事前・事後のトレーニングを含めた実践教育プログラムを提供しています。

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