広島大学法科大学院は令和6年4月に創立20周年の節目の年を迎え,これを記念し,11月2日(土)に講演会と祝賀会を行いました。
まず,15時から,東京大学大学院法学政治学研究科・法学部沖野眞巳教授を講師にお迎えし,『担保法の改正』と題して,広島大学法科大学院創立20周年記念講演会を実施しました。
本講演会は,現在議論が進められている法務省の法制審議会・担保法制部会における最新情報の提供を受けると共に,最先端の法律論・立法論に触れることによって,学問的にも実務的にも大いに刺激を受けながら理解を深めることにより,広島を中心とする中国地方における法的サービスの水準を向上し,地域社会に貢献することを目的として,広島を中心とする中国地方の法学研究者,法科大学院生・修了生,法学部生のほか,弁護士その他の法曹関係者,行政機関や中小大手企業の法務担当者など,多くの皆様を対象として開催しました。
当日は,前夜からの大雨の影響により,沖野先生には急遽オンラインで講演を行っていただきましたが,会場の参加者が,沖野先生の非常に丁寧かつ詳細で分かりやすい説明を熱心に聴きながらメモをとる様子が印象的で,質疑応答も活発に交わされ,終始熱気に満ちた講演会となりました。
続いて18時からは,オリエンタルホテル広島に会場を移し,広島大学法科大学院創立20周年記念祝賀会を行いました。周田憲二前法科大学院長の司会のもと,広島弁護士会長の大植伸先生に祝辞をいただき,また,第2代法科大学院長の平野敏彦広島大学名誉教授からスピーチと乾杯のご発声をいただきました。修了生,過去に教鞭をとられた先生方,客員教員や,法曹コースを擁する本学法学部教員など関係者70名以上の方々にお集まりいただき,祝賀会は盛況のうちに終了しました。
創立20周年記念講演会『担保法の改正』
創立20周年記念祝賀会
祝賀会にて歓談中