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医系科学研究科 弓削 類教授らの研究チームが「第8回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞しました

医系科学研究科の弓削 類教授、早稲田大学理工学術院の田中英一郎教授、株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズ代表取締役の河原裕美社長らの研究チームは、「第8回ものづくり日本大賞」(製品・技術開発部門)において、「足関節補助で歩容改善する片麻痺患者用歩行補助装置RE-Gaitの医工連携と製品化」により、「優秀賞」を受賞しました。

2020年2月28日、広島大学において表彰式が行われました。

弓削教授(右)と中国経済産業局地域経済部 藤本茂文次長(左)

 
弓削教授と早稲田大学の田中教授との医工連携により、リハビリテーションを支援する超小型歩行補助機(ロボット)の研究開発を行い、本研究成果を用いた広大発ベンチャーで開発された歩行支援ロボット「RE-Gait」の製品化により、今回の受賞となりました。

「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を着実に継承し、新たな事業環境の変化に柔軟に対応しながらさらに発展させていくため、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する制度です。経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省の4省が連携し、2005年より隔年開催しており、今回で8回目を迎えます。

 受賞案件の概要は、以下のとおりです。

【受賞案件の概要】
脳卒中による片麻痺患者の歩行機能を向上させるために開発され、300例以上の使用実績を誇っている。本製品は、装具のように麻痺側に装着し、「つま先を上げて脚を前に出し、踵から地面に着いてつま先で地面を蹴る」という一連の動きの補助を可能とした。
また、超小型・軽量であるため、装着が数秒で終わり患者への負担が軽減されるほか、タブレットにより麻痺・回復の程度に合せて歩行プログラムを個別に誰でも容易に作成・調整できる。

RE-Gaitの外観 および タブレットによる管理

RE-Gaitの外観 および タブレットによる管理

【お問い合わせ先】
広島大学大学院医系科学研究科 保健学分野
 生体環境適応科学
 教授 弓削 類
 電話:082-257-5425
  E-mail:ryuge(AT)hiroshima-u.ac.jp
  ※(AT)は半角@に置き換えてください。


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