広島大学霞地区運営支援部総務グループ
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11月13日、広島大学医学部・歯学部は広島大学白菊会協力のもと、医師・歯科医師になるために欠かせない解剖学教育を行うための「献体」制度を市民の皆様に正しく理解いただくことを目的に、一般の方向けのセミナー「医学・歯学教育と献体~健康長寿のその先に~」 を開催しました。
挨拶する志馬医学部長
挨拶する柿本歯学部長
セミナーは2部構成で、まず、大学院医系科学研究科 解剖学及び発生生物学 池上 浩司教授が『ご存知でしょうか? 医学・歯学の教育に欠かせない「献体」という言葉』と題して講演しました。
池上教授は、医学・歯学教育において解剖学実習は、教科書等では学べない人体の感触等を学ぶ場であるとともに、本物のご遺体と関わっていく中で医療者としての倫理観・責任感を育むことができる極めて重要なものであること、その解剖学実習はご献体いただいた皆様の尊いご意思によって成り立っていることを述べました。
続く第2部では、大学院医系科学研究科 脳神経内科学 丸山 博文教授が『健康長寿のための認知症対応〜基本を理解しましょう〜』という演題で、認知症の諸症状や治療法をはじめ、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望をもって自分らしく暮らし続けることができるという新しい認知症観について講演しました。
池上教授による講演
丸山教授による講演
セミナーには約70名の方にご参加いただき、講演後は多くの質問が出るなどして盛会となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
なお、献体についてさらにお知りになりたい方は、広島大学白菊会のHPもご覧ください。