9月21日に新司法試験の第1回の合格発表がありました。
広島大学法科大学院の修了生は12名が受験しましたが、合格者は3名でした。
合格された皆さんには、長期間にわたる努力が実を結んだものであり、心からお祝い申し上げます。
合格者の皆さんは、司法修習を経て、法曹の道を歩むことになりますが、広島大学法科大学院で培った実力を発揮して、
「良き隣人たる法律家」になっていただくことを期待しています。
今回、努力の甲斐なく、合格することができなかった皆さんについては、広島大学法科大学院が、法律家としての基礎を
備えた人々として修了認定をしたものであり、これらの方々が不合格となられたことは、大変に残念な結果であったと考えて
おります。
当法科大学院では、来年度の試験に向けた皆さんの努力を少しでもサポートすべく、法科大学院としてできることを再度検討
するとともに、皆さんからも情報をいただいた上で、このような結果に至った原因を分析し、今後の教育内容・方法の改善に
組織一丸となって努力する所存です。
広島大学法科大学院は、今回の結果を真摯に受けとめて、本大学院の創設にあたってお力添えをいただいた広島弁護士会を
はじめとする地域の方々のご期待にも添うべく、今後とも「良き隣人たる法律家」の養成のために一層の努力を重ねていきます。
弁護士会ならびに地域の皆様には、今後とも、変わらぬご支援ご指導をいただきますようお願い申し上げます。
広島大学大学院法務研究科長 田邊 誠