酪農エコシステム技術開発センター

農場では、教育と研究を目的として、乳用牛、肉用牛、緬羊、山羊を飼育しています。

乳用牛が生産した生乳、肉用牛が生産した育成牛などは、売払われ、年間およそ5,000万円の収入を得ています。実際に収入をあげる生産を行うということは、特に教育面において、消費者に生産物を提供する現実の生産システムを、学生等の体験や学習の目的に活用できるという意義があります。なお、この売り上げの一部は、農場の運営経費に使用されます。

また、附属農場は平成22年度から文部科学大臣より教育関係共同利用拠点として認定されており、食・農リテラシーの向上から次世代の高度技術者の養成まで、幅広い内容で学内外問わず教育を展開しています。

加えて、附属農場は大学では中四国・九州地域で唯一となる酪農を中心とした教育研究施設として、令和3年度に採択された文部科学省のデジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業における「デジタル×酪農」分野の教育をになっています。次世代スマート酪農施設として、国内の教育研究施設では珍しい搾乳ロボット、哺乳ロボット、個体行動管理システム、次世代牛舎環境システムを導入した家畜舎を備え、広島県の特徴でもある中山間地域の寒暖差に対応しつつ、地球温暖化の進む中でも安定的な乳生産を可能としています。

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