広島大学法科大学院は、女性法曹の働き方について理解を深め、法曹というキャリア選択が女性にとってより身近なものとなるよう、女性法曹輩出に対する取組をしています。
2024年度は、2025年2月27日に広島大学東千田キャンパス未来創生センターにおいて、広島弁護士会で活躍される2名の女性弁護士にご協力いただき、法学部生、法科大学院生、修了生を対象に進路選択に向けた助言のための「女性弁護士との懇談会―女性法曹としての働き化方について」を実施しました。
今回の懇談会は、じっくり話を聞けるよう、少人数での実施をしました(参加者は8名)。懇談会では2つのグループに分かれ、出産・育児などにおける女性弁護士ならではのキャリア形成への悩み、弁護士としての働き方など様々な内容について、活発に懇談されました。

参加者に行ったアンケートでは、「将来に対するイメージがクリアになりました。」「弁護士の仕事がより身近に感じられた。」「女性視点からのお話を聞く機会というのは中々なかったので、新たな気付きを得ることができました。」との感想が寄せられるなど、参考になったとの御意見を多数いただきました。また、法曹を目指す女性のキャリア支援対策については、多様なキャリアを積んできた女性法曹、男女共同参画に関心の高い男性弁護士の話を聞いてみたいなど、「色々な女性法曹の話を聞いてみたい」のほか「性別にかかわらずの他の弁護士の話を聞いてみたい」など、今後の取組の参考となる御意見を多数いただきました。
今後も、女性法曹輩出に対する取組を実施していきます。
本取組は、広島大学法科大学院 機能強化構想 区分② 「女性の法曹キャリア選択から実現までの継続的・段階的プロセス・コンサルテーション―地元弁護士(会)とのタッグを組んでの実践―」の一環です。