今しかできないことを経験してください

島津産機システムズ株式会社
技術部 第3技術課
森下 岳大 さん
広島大学工学部第一類 平成30年度卒業
広島大学大学院工学研究科 博士課程前期
機械物理工学専攻 令和2年度修了
三重県立上野高等学校 出身
現在の仕事について
工業炉と呼ばれる、セラミクスや超硬工具などの処理物を様々な圧力やガス雰囲気下で熱処理する装置の機械設計を担当しています。世の中には様々な種類の材料があり、同じ材料でも作り方が違う場合があります。そのためお客様ごとに異なる装置をオーダーメイドで設計する必要があり、仕様打合せから納入後の改造まで一貫して携わっています。装置一式の機械設計を担当するため、工程ごとに様々な部署や協力会社様と連携する必要があり、それがやりがいにもつながりますし、逆に大変なことでもあります。自分が設計した装置が無事出荷されたときは達成感に包まれます。

学生時代について
研究室ではレーザープラズマの研究をしていました。正直今の仕事に関係してくるとは思っていなかったのですが、研究で使っていた真空チャンバーや真空ポンプの知識が役立っています。また、配管抵抗について計算したり、(あまり得意ではなかった)材力の知識を用いて強度計算をしたり、材料の選定をしたりするなど思わぬところで大学の知識が役立っていますので、もっとまじめに勉強しておけばよかったと思っています。
広島大学・工学部在校生へのエール・メッセージ
学生時代は自分のために時間を使える貴重な時代ですので、やりたいことを色々経験してもらえたらと思います。あとから趣味に繋がったり、仲間づくりに役立ったりします。それに、社会人になると仕事以外にしゃべれるネタがあると重宝します。

