【2025/12/4開催・ハイブリッド・要申込】第124回広島大学バイオマスイブニングセミナー (第163回広大ACEセミナー) のご案内

 広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第124回を以下の日程で開催しますので、ご参集下さい。

日時

2025年12月4日(木) 16:20~17:50

会場

広島大学 東広島キャンパス東図書館 3Fセミナー室ABC
 ※いつもの会場とは異なりますのでご注意ください。

参加形態

ハイブリッド
(対面希望の場合は以下会場を参照、オンラインの方は必ず末尾のメールアドレスで参加申込をおねがいします)

プログラム

解説 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦

講演 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 M2 山田 耕輔
「グルコースの超臨界水ガス化における活性炭の触媒効果の詳細」

 研究は、グルコースの超臨界水ガス化における活性炭の触媒作用を明らかにするため、複数の中間生成物を経る反応過程を考慮した反応モデルを構築し、促進・抑制機構を解明することを目的としました。

講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 M1 髙木 啓輔
「有用芳香族化合物の効率的変換のための酵素改変」

 地球温暖化の主因であるCO2の削減に向けて、環境負荷の少ないバイオプロセスによる、CO2を原料とした高付加価値化学品の製造プロセスの構築を進めています。本研究では、その下流反応を担う変換酵素の改変により、生産性の向上を目指しました。これまでに、ランダム変異導入およびin silico安定化設計といった二つのアプローチにより、有望な改変体の取得に成功しました。現在は、工業化に向けたさらなる酵素活性の向上を目指して、活性向上に寄与する変異の組み合わせやランダム変異体のスクリーニングを継続しています。

講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 M1 中津川 翔太
「遺伝子組換えMoorella thermoaceticaによる高温ガス発酵プロセスの開発」

 本研究では、Moorella thermoaceticaにアセトン生産能を付与した株を用い、工業規模での応用を目指して、バイオリアクターの設計および運転条件の最適化を行っています。本発表では、アセトンの回収法の確立、およびバイオリアクターでの培養結果について発表します。

講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 M2 孫 千惠
「低温菌シンプル酵素触媒の熱処理により生じる酵素漏出に関する研究」

 我々は、環境負荷の低い生体触媒の一種である、低温菌シンプル酵素触媒について開発を行っています。これは、低温菌を宿主とし、中温性の目的物質を生産する酵素遺伝子を発現させた細胞を用いています。中温 (40-50ºC) の熱処理によって、低温菌自身の代謝系を失活させることで、副産物が生じず、高収率な物質変換ができます。しかし、熱処理により、低温菌に導入した目的物質を生産する変換酵素が漏出してしまう懸念点がありました。すでに、人工海水中の無機塩がタンパク質漏出抑制に効果があることが判明しました。本研究では、この知見を活用して酵素漏出を抑制し、持続的に利用できる変換触媒の構築を目的としています。

司会 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦

参加希望の方へ

メールに以下5項目(1-4は必須)を転記し、件名に「イブニングセミナー参加希望」と記載の上、
bprc*hiroshima-u.ac.jpまで、ご送付ください。 (注:*は半角@に置き換えてください)

1.参加希望セミナー:12月4日開催、第124回バイオマスイブニングセミナー
2.お名前:
3.メールアドレス:
4.参加形態:□オンライン □対面
5.メッセージ:

【お問合せ先】

広島大学大学院先進理工系科学研究科熱工学研究室内
バイオマスプロジェクト研究センター
TEL : 082-424-5762 
FAX : 082-422-7193 
Email : bprc*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)


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