「講習会:基礎からわかるバイオ燃料」開催しました。

2026年3月5日、バイオ燃料の基礎と最新動向をわかりやすく紹介する「講習会:基礎からわかるバイオ燃料」をハイブリッド形式で開催しました。本講習会は、広島大学バイオマスプロジェクト研究センターおよび広島大学エネルギー超高度利用研究拠点が主体となり、「中国地域バイオマス利用研究会」と協力して毎年開催しているものです。

本講習会は、これまでバイオマスを専門に扱ってこなかった方や、バイオマス利用に関心をお持ちの方、業務でバイオマス導入を検討する必要がある方などを対象として、基礎知識と最新の技術動向を紹介することを目的に毎年3月に開催しております。

今回は、ウッドペレット、バイオディーゼル、バイオメタンといった代表的なバイオ燃料に加え、脱炭素の観点から注目されるバイオコークスについて、キュポラでの利用を想定した研究開発を指揮しておられるマツダ株式会社の田中裕一様にご講演いただきました。

多くの方にご参加いただき、最新の取組状況を共有する貴重な機会となりました。

プログラム

開会挨拶 松村 幸彦
     (中国地域バイオマス利用研究会 会長)
     (広島大学バイオマスプロジェクト研究センター センター長)
     (広島大学エネルギー超高度利用研究拠点 代表)


広島大学 大学院統合生命科学研究科 教授 中島田 豊
    「バイオメタン」

メタン発酵について、原理からバイオガス発生量、メタン発酵のフロー・プロセス、後処理および応用まで、基礎から応用に至る内容を大変わかりやすくご紹介いただきました。


広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
    「バイオディーゼル」

日本における年間製造量や植物油の基礎、ディーゼルエンジンの仕組みの解説に加え、バイオディーゼルの生成反応、エステル・脂肪酸・アルコールの種類とその構造、バイオディーゼルの規格、石けん副生の問題点など、基本事項と課題について分かりやすくご説明いただきました。また、持続可能な航空燃料 (SAF) についても紹介がありました。


県立広島大学 生物資源科学部 生命環境科学科 准教授 青栁 充
    「ウッドペレット」

ウッドペレットの特徴や他のエネルギーとの違い、木質の化学、ペレットの製造方法、国内の現状と課題についてご紹介いただきました。さらに、森林維持とエネルギー確保の観点から、100年後、200年後を見据えたウッドペレット利用のあり方についてもお話しいただきました。


マツダ株式会社 パワートレイン技術部 主幹 田中 裕一
    「カーボンニュートラルに向けたマツダの取り組み ~キュポラのカーボンニュートラル燃料全量転換」

マツダ株式会社が取り組む、鋳鉄の基幹設備であるキュポラ溶解炉 (石炭コークスを燃料としCO2を直接排出する設備) を活かした、バイオマス廃棄物を石炭コークス代替の固体バイオ燃料へ改質する技術と、100%バイオマス燃料による実炉実証操業についてご紹介いただきました。


閉会挨拶 広島大学バイオマスプロジェクト研究センター 副センター長 中島田 豊


総合討論
司会:広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦

主催:中国地域バイオマス利用研究会
共催:広島大学バイオマスプロジェクト研究センター
   広島大学エネルギー超高度利用研究拠点(広大ACE)

【お問い合わせ先】

広島大学大学院先進理工系科学研究科 熱工学研究室内
中国地域バイオマス利用研究会
TEL : 082-424-5762 
FAX : 082-422-7193 
Email : bprc * hiroshima-u.ac.jp (注: *は半角@に置き換えてください)


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