臨床創剤科学

田口 和明 教授

【研究キーワード】
ドラッグデリバリーシステム、人工血液、一酸化炭素、硫化水素、ヘモグロビン、アルブミン、医薬品の適正使用、薬物動態学/薬力学的解析

【最近のハイライト】
本研究室は、2025年4月1日より新体制としてスタートしました。
創剤学および臨床薬剤学の視点から、臨床現場で顕在化している医療課題を抽出し、基礎研究と臨床研究の両面からその解決に取り組んでいます。さらに、特殊疾患や希少疾患を対象とした創薬研究にも注力し、医療ニーズおよび社会的ニーズに応える革新的な治療戦略の創出を目指しています。

<最新ニュース>
・ 2025年度の卒業研究成果が学術論文として発表されました。(Tetrahedron Chem, 2026, 17, 100154)

研究者総覧へのリンク

教育内容
学部教育においては、臨床医学概論、薬剤経済学、臨床評価学などの臨床系科目の講義および臨床事前実習を担当しています。大学院教育では、臨床薬物治療学、トランスレーショナルリサーチ、DDSに関する講義を通じて、基礎研究と臨床応用を橋渡しできる人材の育成を行っています。
また研究室配属後は、各自の研究テーマへの取り組みを通して、問題発見能力、論理的思考力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション力、さらには将来的な指導力の養成を目標とした教育・研究指導を行っています。

研究内容
1. 医薬品の適正使用に向けた基礎・臨床研究
薬物治療の有効性と安全性の最大化を目指して、基礎および臨床データに基づいた適正使用のための科学的根拠の構築を行います。
2. タンパク結合特性の解明
医薬品の血中タンパク質との結合特性に着目し、薬物動態および薬物間相互作用の分子メカニズムの解明を目指します。
3. ヘモグロビンを基盤とした特殊疾患・希少疾患治療薬の創薬研究
ヘモグロビンの機能特性を活用した創薬研究を推進しています。
4. アルブミンを基盤としたDDS研究
アルブミンの生体適合性および薬物輸送能に着目し、高機能DDSの構築を目指します。
5. 生理活性ガスデリバリーシステムの構築と難治性疾患治療薬の創薬研究
一酸化炭素や硫化水素などの生理活性ガスを安全かつ効果的に送達するシステムを開発し、難治性疾患に対する新規治療法の確立を目指します。
6. 新規光線力学療法の開発
DDS技術を応用した新しい光線力学療法の開発に取り組んでいます。


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