2023年9月20日、令和5年度広島大学秋季学位記授与式を東広島キャンパス・サタケメモリアルホールで挙行しました。

式典は、昨年度に続いて保護者が参加可能になりました。

この日、学位記を授与されたのは学部34人、大学院284人、合計318人(うち、外国人留学生206人)です。代表して理学部 野方隼人(のがた はやと)さん、人間社会科学研究科 TAUFIK HIDAYAH(タウフィク ヒダヤ)さん、先進理工系科学研究科 EKA LUTFI SEPTIANI(エカ ルトフィ セプティアニ)さんの3人に越智学長から学位記が授与されました。式典後に、博士の出席者には学長から学位記が直接手渡されました。

越智学長は式辞の中で、「5月にG7広島サミットが開催され、本学ではおもてなしや通訳などに学生の皆さんがボランティアとして多数参加したほか、さまざまなイベントを主催しました。これらの取り組みにより、本学の理念である『平和を希求する精神』を、広く世界に示すことができたと考えています」と述べました。また、本学は2024年に開学75周年、最も古い前身校である白島学校の創設から150周年の節目を迎え、周年事業を実施していることや、そのキャッチフレーズ「漕ぎ出せ 混沌の海に　走れ 創造の彼方へ」を紹介し、「広島大学で学んだことに誇りと自信を持って、『混沌の海』へ、そして『創造の彼方』に向かって果敢に挑んでいただきたい」と卒業生・修了生にエールを送りました。

その後、在学生代表 人間社会科学研究科の山本敬子(やまもとけいこ)さんからの送辞に続き、卒業生・修了生を代表して中国から留学した人間社会科学研究科の呂子幸(ロ シコウ)さんが「広島大学の平和学習講座を通じて、原爆の惨状を知り、平和の大切さが深く身に染みました。私たちは本日、卒業・修了し、新しい環境でそれぞれが決めた道を歩み始めます。私たちは常に平和を考え、大学で学んだことを基盤に、世の中をより良くしていく使命を果たしたいと思います」と力強く謝辞を述べました。

学長式辞全文　（英語版はこちら）

※当日の写真は、広島大学公式SNSでも公開予定です。