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被爆から80年の節目に世界9カ国・地域12大学の学長らで平和と持続可能性に関する大学の役割を議論。第4回平和学長会議を開催しました

広島大学は、被爆80年の節目を迎えるにあたり、2025年8月6日、第4回目となる平和学長会議を東千田キャンパスSENDA LABにて開催しました。この会議には、平和学長宣言の趣旨に賛同した世界9カ国・地域12大学(本学を含む)から、学長・副学長をはじめとする約30人が参加し、平和と持続可能性に関する大学の役割について議論しました。

海外の大学長らは、会議前日の5日午前、平和記念公園及び平和記念資料館を見学し、午後には本学東広島キャンパスで開催された平和チャリティコンサートに参加しました。
また、会議当日は平和記念公園で行われた平和記念式典に参列した後、本学東千田キャンパスへ移動し、広島大学原爆死没者追悼式に参加しました。

会議は、越智学長の挨拶で開会しました。越智学長は挨拶の中で、「被爆者の方々の高齢化が進む中で、平和の尊さと核兵器の悲惨さを未来へ伝えていくことが重要になっている。そのために大学には大きな役割があり、教育と研究を通じて異なる文化や価値観を越えて協働できる人材を育成し、世界中の若者が広島の現実と教訓に触れ平和と持続可能性を考える機会を創出することが重要で、広島大学は平和学長会議のネットワークを更に拡大・連携し取り組みたい」と力強く決意を述べました。

松井広島市長の挨拶

続いて、平和記念式典を終えて会場に駆けつけた松井一實広島市長も、「対話は平和を築くためにとても重要な手段。平和学長会議の取組に賛同している。今後も世界平和のために大学と連携していきたい」と平和学長会議への期待を述べました。

その後の会議では、冒頭に各大学の学長らが平和とサステナビリティについて紹介を行い、平和と持続可能な未来を築くために貢献できるリーダーの育成や、学生と若手研究者の国際交流機会の創出を目指す各種取り組みについて意見交換を行いました。

会議の終盤には、「平和学長宣言-原爆投下80周年にあたって-」が越智学長によって読み上げられ、宣言が採択されると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。閉会後、各大学の学長・関係者らは、固い握手で更なる連携を約束しました。

越智学長による宣言文読み上げ

平和学長会議 参加大学

・日本:広島大学、国連大学、福島県立医科大学
・米国:アリゾナ州立大学、コロンビア大学
・台湾:国立中央大学
・イタリア:ペルージャ外国人大学
・マレーシア:トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学(UTAR)
・インド:インド工科大学ボンベイ校
・スウェーデン:世界海事大学
・ドイツ:ライプツィヒ大学
・スペイン:バスク大学

画像をクリックすると宣言文(PDFが開きます)

会議の様子

松井市長、参加大学の学長らと

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【お問い合わせ先】

広島大学グローバル化戦略グループ

E-mail: kokusai-group*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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