私たちの衣食住を見れば明らかなように、20世紀の人類の繁栄は化学の進歩によりもたらされてきました。化学が引き続き21世紀の繁栄の鍵であることはいうまでもありません。

化学科の14の研究室では、物質の基本単位である分子や分子集合体の持つ固有の機能・反応の仕組みの解明、新しい性質を持つ物質の分子設計や合成などの科学の最先端の研究を行っています。
化学科では、入学した学生が化学の基礎から高度な内容までを無理なく学習できるように講義・演習・実験のカリキュラムを体系的に組んでいます。また4年生の卒業研究では、各研究室で実験やセミナーなどを通してきめ細かい指導が受けられるように配慮されているなど、世界に通用する人材の育成に努めています。

卒業生の約半数は、大学院に進学し、さらに高度な化学を学んでいます。約半数は就職して化学工業・石油・医薬品・電子工業・繊維・セラミックス・電気・ガス等の化学関連産業や研究機関・教育機関で活躍しています。化学は、理学・工学・薬学・医学の諸分野とも密接に関連しています。
自然科学（特に化学）に対する知的好奇心の旺盛な諸君、意欲あふれる諸君の参加を心から待っています。