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中井敏博教授らの研究チームが河川のアユに発生した新しい細菌感染症を報告



病魚と原因菌

本学部の中井敏博教授(水族病理学)がメンバーとなる広島大学と水産総合研究センター養殖研究所(三重)などの研究チームが、アユの大量死の原因となる病原菌「エドワジエラ・イクタルリ」を確認し、平成20年3月28日の日本水産学会春季大会で発表しました。



東南アジアや米国でナマズを死なせているこの病原菌の確認は国内では初めてで、3月29日の中国新聞においても報道されました。



研究チームが事前に報告を行った農林水産省は、2月から各都道府県に注意喚起し、全国の漁協や養殖業者等が警戒を強めています。



中井教授は「今回のアユに大量死をもたらした菌も明らかに外国由来であることから、今年の夏から秋にアユに同じ病気が再び発生するかどうか、全国規模で監視体制を強化する必要がある。」としています。



(写真:病魚(上)と原因菌 Edwardsiella ictaluri(下))


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