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中国新聞(2/19・2/21)で小路淳准教授の研究について掲載されました

平成29年2月19日(日)の中国新聞「瀬戸内海再生」のコーナーで、昨年5月に小路淳教授が行った竹原市沖(広島県)での海底湧水(海底に湧き出る地下水)が魚に与える影響を実験した研究結果について掲載されました。

実験によると、海底湧水が多い沿岸域では、魚の成長が早くなることが分かりました。海底湧水は河川以外に陸系の栄養が海に流れる重要なルートであることが近年の研究で分かっていましたが、生態系への影響を実証する研究は少なく、3月に東京都内である水産学会で研究成果を発表する予定です。小路淳教授は「湧水が魚介類に与える影響を明らかにすれば、沿岸域の栄養塩管理の新たな手掛かりになる」と話しています。

また、2月21日(火)の中国新聞「海に聞く・瀬戸内再生」のコーナーでも、小路准教授が1月下旬に行った海底湧水の湧く別府湾の調査では、魚の出現率は湧水の湧いていない場所の3倍に上り、見えない水が沿岸の生態系を支えているとしています。


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